・IT業界ってゆるいの?転職を考えてるから知りたい。
このような人に向いている内容になっています。
- フリーランスデザイナー
- ゲーム・IT・WEB業界で8年ほどデザイナーとして勤め、フリーランスになりました。
- 現在はIT企業(ベンチャー)で仕事をしています。
- 採用担当の経験あり。
IT業界は、柔軟な働き方が可能なことで知られており、ゆるーく自由に働きたい人々にとって魅力的な選択肢となっています。
本記事では、具体的な働き方や職場環境の特徴、そして注意点などを詳しく解説していきます。
これからIT業界で働くことを検討している方に役立つ情報が盛りだくさんですので、ぜひ最後までお読みください。
- IT業界(ベンチャー)がゆるいのかを解説
- IT業界(ベンチャー)の働き方や内情を解説
結論:IT業界はゆるいのか?
結論から言えば、IT業界はゆるいと言われることが多いです。
これは仕事に対する姿勢ではありません。
ニュアンスとしては「働き方はゆるいですが、成果と締切には厳しい」という感じです。堕落した職場環境というわけでは決してありません。
ただし、企業や職種によっては、あまり当てはまらない場合もあります。
それでも、IT業界全体を見渡すと、リモートワークやフレックスタイム制度が導入されている企業が多く、カジュアルな服装で働くことができる職場も少なくありません。
このような快適な働き方が、労働者のストレスを軽減し、離職率の低下や生産性を高める効果があることが指摘されています。
しかし、一方で、自己管理が求められる環境であることや、コミュニケーションが円滑に行われないことがデメリットとして挙げられることもあります。つまりは監視されていないため、どれだけ自制して業務量をこなせるかという感じですね。
1点注意点としては、本記事は筆者の経験を元にお話しするので、IT業界すべてに該当するわけではないことはご了承ください。
加えて、職種によって業務内容が異なりますし、ベンチャー企業と大手企業では風土も技術も大きく異なりますからね。
筆者や関係者・知人の情報を元にお話しますが、あくまでも参考程度でお願いします。
IT業界のゆるい働き方の具体例
IT業界で実現されているゆるい働き方の具体例をいくつか紹介します。
ここで紹介する働き方は、一部の企業や職種に限定されることもありますが、基本的にIT業界全体で広く普及しています。
ゆるいという言い方をしていますが、「自由な働き方」が正しいですね。
① リモートワーク
リモートワークは、従来のオフィスでの勤務から離れ、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、場所にとらわれず働く働き方です。
ただ、機密保持の関係上、基本は自宅作業です。
IT業界では、インターネット環境とPCがあれば仕事ができるため、リモートワークが盛んに取り入れられています。
他業界と比較してもリモートワーク率は75.9%で、圧倒的に高い数値をだしています。
リモートワーク実施率 | |
---|---|
IT(情報通信業) | 75.9% |
電気・ガス・水道業 | 46.4% |
製造業 | 40.7% |
その他のサービス業(対事業所サービス) | 40.6% |
金融・保険・不動産業 | 39.1% |
全てのIT企業が該当するわけではないですが、リモートワークを牽引している業界なのは事実です。
リモートワークのメリット・デメリット
リモートワークは、通勤にかかる時間がなくなるため、その分自由に使える時間が増えます。
移動時間分の睡眠を取れたり、プライベートの時間や趣味に充てる時間が増えますね。
加えて、自分のペースで仕事を進めやすくなるため、効率的な働き方が可能です。家庭や子育てと両立しやすい働き方とも言えます。
個人的には、飲み物代やランチ代など、日々のコストを削減することができるのも助かってますね。リモートワークの影響もあってか、IT業界はペットを飼っている人が多いです。
ただデメリットとして、顔を合わせる機会がガッツリ減るため、コミュニケーションが円滑に行えない場合があります。オンラインツール(Zoom・oViceなど)を活用して解決することもできますが、チームでの意思疎通が難しくなりますね。
痒い所に手が届かないことがしばしばある印象です。
それだけではなくリモートワークでは、自己管理能力が重要になります。監視されていないため自分でタスク管理やスケジュール管理を行わなければならず、自己管理が苦手な人には難しい働き方となる場合があります。
② フレックスタイム
フレックスタイム制度は、始業時刻や終業時刻が固定されない働き方です。
大半の企業では、コアタイム(必須出勤時間)が規定されており、労働者が自分の都合に合わせて時間を選べます。
2020年のe-Stat 政府統計の総合窓口によると、IT業界は30.0%がこの制度を取り入れているとのことです。(引用:kyozon)
技術者が集中して働ける時間帯に個人差が大きいため、この制度が取り入れられている気もします。自分のペースで働くことができるので、労働者の働きやすさや生産性向上につながります。
ゆるく利用する人もいれば、家庭や子育ての両立に活用される人もいます。
フレックスタイムのメリット・デメリット
フレックスタイムは、自分のライフスタイルに合わせて働く時間を選べるため、個々人の生活リズムやニーズに合った働き方ができます。
自分が最も集中できる時間帯に仕事を行えるため、生産性が向上できますね。
加えて、自由な勤務時間を選べるため、家庭や趣味、健康管理などプライベートな時間を大切にすることが可能です。
ただデメリットとして、従業員がバラバラの時間に出勤するため、コミュニケーションが取りにくくなることがあります。これにより、チームの連携が弱まることがあるため、適切なコミュニケーション手段を確立することが重要です。
成果物のフィードバックがほしいタイミングで、上司が出社していないこともあるため、先回りして管理をする能力が必要になります。
③ フラットな組織文化
IT業界は、上下関係があまり厳しくないフラットな組織文化が多い印象です。
そもそも、IT企業は比較的新しい業界ということもあり、特にベンチャーは20代~30代が主体でノリがゆるいからという理由もありますね。
IT業界全体の平均年齢は38歳で、平均よりも少し若めとなっています。(引用:経済産業省IT人材を巡る現状について)
フラットな組織文化のメリット・デメリット
IT業界は、上下関係が緩やかなため、コミュニケーションがスムーズに行われます。これにより、アイデアや意見がオープンに共有され、柔軟な意思決定が可能になります。
働いているとすごく感じるのですが、プロジェクトがスピーディに進行され、業務効率が向上します。
また、従業員が自分の意見やアイデアを発信しやすい環境で働くことで、モチベーションが向上している印象です。ある程度の個人の責任感や達成感が高まり、働きがいにつながっているのだと思います。
ただ、フラットすぎるため、役割分担が曖昧になることがあります。その結果、統率がきちんととれないと、業務の重複や無駄が生じることもしばしば。
加えて、フラットな組織+スピーディな現場が雑な、雑なコミュニケーションを招くことがあります。正直、言葉遣いや礼儀がヤバすぎて、ヒヤッとする場面に出くわすこともあります。(悪い意味でモラルの無さを感じることも。)
「適度なルールやガイドラインの設定、意思決定プロセスの明確化、情報共有の改善」などが、常に必要になってきます。
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ゆるい職場環境がもたらすメリット
ゆるい職場環境がもたらすメリットをいくつか紹介します。これらのメリットは、IT業界で働く労働者にとって大きな魅力となっています。
何度も言いますが、ゆるい=自由です。堕落した職場環境という意味ではありません。
① 満足度向上と離職率低下
就業規則がゆるめ職場環境では、労働者が自分のペースで働くことができ、ストレスを軽減することができます。
これにより、労働者の満足度が向上し、離職率が低下している傾向があります。
フルリモートで、仕事が非常にやりやすくなり、ずっと続けたい!
自分のペースで仕事をすることができ、プライベートも充実した!
このような声をよく聞きます。
フルリモートは、仕事の満足度が向上したり、離職率に影響します。また、出社の時と比較して、謎の体調不良で休む人が激減しましたね。そもそも電車通勤って相当なストレスですからね。
② 効率性と生産性の向上
リモートワークやフレックスタイム制度が導入されている企業では、自分にとって最も集中できる時間帯や場所で働くことができます。
これにより、効率性や生産性が向上します。
また、SlackやZoomなどのツールを活用することで、リアルタイムで情報共有ができ、円滑なコミュニケーションが実現されます。無駄な会議やコミュニケーションのストレスを軽減することができます。
IT業界の職場環境がもたらすデメリット
一方で、ゆるい職場環境にはデメリットも存在します。これらのデメリットを理解し、適切に対処することが重要です。
① コミュニケーションや管理の課題
リモートワークやフレックスタイム制度が導入されている場合、労働者同士の直接的なコミュニケーションが減ることがあります。
これにより、情報共有や連携がうまくいかない場合があります。また、労働者の自己管理が求められる環境であるため、タスク管理や目標設定の徹底が必要です。
特に管理職の人は苦労します。
目が届かなくなったり、社員同士が顔を合わせる機会が激減するので、定期的にコミュニケーションの場を組む必要があります。
フルリモートの場合、顔も知らない人と仕事をすることも多く、対面の良さを改めて感じることもあります。
② 仕事とプライベートの境界の曖昧さ
リモートワークやフレックスタイム制度が導入されている場合、仕事とプライベートの境界が曖昧になることがあります。
自宅で働くことが増えると、仕事とプライベートの切り替えが難しくなります。
例えば、有給休暇中や退勤後でも仕事の対応ができてしまいます。その結果、働く時間が伸びることがあるため、適切な働き方を意識することが重要です。
③ 自己研磨の必要性
IT業界は、技術の進歩が非常に速い分野であり、新しい技術やソフトウェアが次々と登場しています。
そのため、ゆるい環境でも自己研磨を怠らず、業界の最新動向をキャッチアップし続けることが重要です。
せっかく習得したスキルが陳腐化し、気づけば自分の市場価値が下がることがあります。リモートワークはメリットもありますが、社員同士での刺激や学習の機会が減ります。
つまりは「優秀な人からスキルを盗む機会が少なくなる」ということです。
出社時と比較すると、周りの状況がわからないため、簡単な会話さえ気を遣ってしまいます。そのため、自己研磨がより必要になります。
最新の技術やスキルを身につけ、市場価値を維持・向上させないと後々つらい目に遭いますね。
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ゆるい働き方の感想
筆者は、現在IT業界のフルリモート(業務委託)ですが、正直出社はもう無理です。
通勤が無駄に感じますし、飲み会やランチ会に参加しなくて済むので。仕事とプライベートの両立がしやすく、幸福度が上がりメンタルがかなり安定しました。
通勤は「本読む良い機会」「運動不足解消になる」とかありますが、それは通勤しなくてもできますからね。チャットやバーチャルオフィスで済むなら、それで簡潔したいです。
ただ、自制できない人にはオススメできません。
以前の企業では、フルリモートで中々連絡がつかない社員さんがいたのですが、仕事中にゲームとアニメばかり見ていたらしく…
その方は、厳重注意された挙句、全員のフルリモート環境が厳しくなりました。
このようにフルリモートは自由な反面、自制できないと周りにも迷惑をかけてしまいます。ただ、IT業界は出社禁止というわけではありません。
基本は出社してOKですし、出社推奨日みたいなものもあったりします。週1回出社して、残りをリモートにする人もたくさんいます。
リモートと出社のバランスをとりたい人にとっては、IT業界は非常に働きやすいと思います。ちなみに出社推奨日とは、あえて対面することで交流を図り、生産性をより向上させる目的があります。
とにかく言えることは人生1度きりなので、後悔なく生きましょう。ゆるい働き方に興味があるなら、行動あるのみです。悩んでいる時間が、人生の機会損失です。
情報収集は転職エージェントがベスト
IT業界における職場環境やリアルな情報に関してお話しましたが、基本は転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントは、業界の最新情報や求人情報を持っており、転職者のリアルな声を聞くことができます。
オンライン面談が可能ですので、お話を聞いてみて進退を決めてみるのも一つの手段でsy。そもそも転職するほどの覚悟がなくても、無料で話を聞けるので最高ですよ。
ただ、登録って正直めっちゃ面倒くさいですよね。ちょっと眠いだけでも登録する気力も無くなってしまいます。
それでも、面倒と思う時に重い腰を上げることが大切。
先んじて登録しておくだけでも一歩前進です。結局のところ、IT業界は企業選びがめちゃくちゃ大切なので、転職エージェントに頼った方が早いのは事実。
ユニゾンキャリア
Geekly(ギークリー)
doda
本記事のまとめ:IT業界はゆるいのか?その実態と魅力を徹底解説
IT業界の働き方はゆるいというより自由が正しい。
- リモートワーク取得率は75.9%
- フレックスタイム制度は30%
- 服装はカジュアル
- フラットな組織文化で上下関係がゆるめ
- 個人の裁量が大きく、オープンな場で自由に発言ができる
IT業界はその柔軟性と多様性により、個々のニーズに合わせた働き方を実現できる場です。本記事を読んだあなたも、自分に合った働き方を見つけ、ITスキルを身につけることで、より豊かなキャリアを築く一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
繰り返しになりますが、IT業界に興味があるなら、ぜひ行動してみてください。
何も行動しないのは本当に勿体ないからです。誰にでも平等にチャンスがあるので、ぜひチャレンジしてみてください。後悔のない人生を送りましょう。
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