残業時間が月45時間あってきつい。これって甘えなのかな。
このような人に向いている内容になっています。
- フリーランスデザイナー
- ゲーム・IT・WEB業界で8年ほどデザイナーとして勤め、フリーランスになりました。
- 現在はIT企業(ベンチャー)で仕事をしています。
- 採用担当の経験あり。
残業45時間、限界を感じていませんか?
長時間労働が身体と心に与える影響は計り知れません。しかし、この状況を打破する方法は存在します。
本記事では、残業がもたらすリスクと、それを乗り越えるための実践的なアドバイスを解説します。ワークライフバランスを整えるための第一歩、始めてみましょう。
- 月45時間の残業が、キツイのかわかる。
- 平均残業時間がわかる。
残業45時間がきついと感じるのは甘えなのか?
残業が月45時間に及ぶというのは、多くの人にとって非常にきつい状況です。筆者も正直な意見を言えばキツイです。(残業は、0時間に越したことはない派。)
月45時間の残業は、週に換算すると約10時間。つまり、毎日2時間以上の残業が発生している計算になります。
これだけの時間をオフィスで過ごすと、体力的にも精神的にもかなりの負担がかかります。
特に、20代の若手社員にとっては、キャリアを築く大切な時期。しかし、この重要な時期に過度な残業が続くと、仕事の質にも影響が出かねません。
また、自分の時間がなくなることで、趣味や自己学習の機会も失われ、人生の充実感が薄れていきます。仕事だけが人生の全てではないため、このような状況は精神的な満足度を大きく下げることになります。
これらの点を踏まえると、残業45時間がきついと感じるのは自然な反応です。
人間は機械ではないので、仕事とプライベートのバランスが必要です。健康と幸福を維持するためには、適切な労働時間の管理が不可欠です。
筆者は、過去にハードワークにより、身体を壊しました。みなさんは、そうならないように、ぜひ今の仕事を見つめ直してほしいです。
doda
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残業45時間がきついのか?実情を調査してみた。
年代別残業時間
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
---|---|---|---|---|
全体 | 16.8時間 | 21.7時間 | 22.2時間 | 20.8時間 |
上記の表は、dodaの90職種別の残業時間ランキングという記事を参照しています。この調査は15,000人を対象に行われました。
15,000人の平均残業時間は月20.8時間です。驚くべきことに、1カ月の残業時間が「0~5時間未満」の層が24.0%で最も多い結果となりました。一方で、45時間以上の残業をしている人は全体の約10%にのぼります。
さらに、openworkの最新データによると、平均残業時間は約22~23時間/月とされています。これを2014年のデータと比較すると、平均残業時間が約半分に減少していることが分かります。
職種・業界別残業時間
世代平均 | |
---|---|
営業職 | 20.4時間 |
企画/管理 | 23時間 |
事務/アシスタント | 13時間 |
IT/通信系エンジニア | 21.8時間 |
販売/サービス | 18.5時間 |
クリエイティブ | 27.7時間 |
先程同様、doda、openworkの記事から、職種や業界別の残業時間についてピックアップしました。
2014年以降、残業時間が顕著に減少している傾向が確認できます。かつて残業が多いとされた「コンサルティング」「マスコミ・広告」「不動産・建設」業界も、この減少傾向に含まれています。
残業時間は職種や業界によって大きく異なります。
一般的に、ITやコンサルティング業界ではプロジェクトの締め切りに追われることが多く、残業が多い傾向にあります。一方で、事務職や一部の公共サービス関連の職種では、残業時間が比較的少ないと言われています。
これらの違いは、仕事の性質、業界の文化、経営陣の働き方に対する考え方などによって生じます。
クリエイティブな職種では、アイデアが浮かぶまでの時間が不規則であるため、残業が増えることも少なくありません。
20代では、キャリア形成の一環として、多少の残業は避けられない面があります。ある程度ハードに働くことで、実力がつくのは事実。
量は絶対必要ですからね。
しかし、30代や40代になると、仕事とプライベートのバランスがより重要になってきます。特に子育て世代では、家庭での責任も増大し、残業時間が多いと生活の質が大きく低下する可能性があります。
残業45時間で失うもの・デメリット4選
- 健康を害する可能性がある。
- 家族や友人との時間が減る。
- 趣味や自己成長の機会が減る。
- 精神的な余裕が無くなる。
毎月45時間の残業。これがどのような影響を与えるのか解説します。
① 健康を害する可能性
まず、残業が多いと、体に様々な負担がかかります。
長時間労働は、肩こりや腰痛といった身体的な問題を引き起こす可能性が高いです。睡眠不足や運動不足が常態化すると、体調を崩しやすくなるリスクが高まりますよね。
特に注意すべきは、精神的な健康です。
ストレスが原因で、うつ病・パニック障害などのメンタルの問題に発展すれば、長期間の休養が必要となります。
筆者自身、過度なハードワークが原因で自律神経を乱し、不整脈に悩まされた経験があります。また、知人の中にはうつ病になった人もいます。体調不良が突然訪れることもあるため、日頃からの健康管理が重要です。
② 家族や友人との時間が減る
残業が多いと、家族や友人との貴重な時間が削られます。
例えば、仕事が遅くなると、子どもの寝る時間に間に合わなかったり、休日も疲れてしまって家族との外出が難しくなることがあります。
2時間残業後に、帰宅すれば「ご飯、お風呂、ちょっとした休憩」で1日が終わります。プライベートを捻出するには、睡眠時間を削るしかないですよね。
また、友人との予定も立てにくくなります。これにより、大切な人との絆が薄れる可能性があります。筆者の知人の中には、残業が原因で家族との関係がギクシャクしたという人もいます。
仕事とプライベートのバランスを保つことは、人間関係を健全に保つためにも重要です。
③ 趣味や自己成長の機会が減る
残業が多いと、自分の時間が圧迫されます。
趣味に没頭する時間や、新しいスキルを学ぶための時間が減ってしまうのです。つまり、生活の充実感や成長の機会を失うことにつながります。
また、インプットの量が減ると、アウトプットの質が悪くなる。これは、仕事にも影響がでます。
仕事で成長するには、多くの業務を遂行するのも大事ですが、落ち着いて学習する時間も重要。
特に、若手社員にとっては大きな損失であり、将来のキャリアアップの機会を逃す原因にもなりかねません。
④ 精神的な余裕が無くなる
長時間労働が続くと、精神的な余裕が失われがちです。
日々の業務に追われる中で、ストレスが蓄積し、リラックスする時間が不足します。
たとえば、些細なことでイライラしやすくなったり、家族や友人との会話でも心ここにあらずという状態になるでしょう。
休日も仕事のことばかり考えてしまい、普段は楽しいはずの趣味の時間も心から楽しめなくなってしまいます。
残業45時間という数字は、ただ単に長い労働時間を意味するだけではありません。
健康、人間関係、仕事の質、キャリア形成といった、生活の多くの側面に深刻な影響を及ぼす可能性があるのです。だからこそ、残業時間の管理と、バランスの取れた働き方を模索することが不可欠なのです。
残業45時間で得られるもの・メリット3選
- 追加収入のチャンス。
- 成果を出すことができる。
- 緊急時の対応能力が身につく。
残業45時間で、得られるものについて解説します。
① 追加収入のチャンス
まず、残業は追加収入のチャンスです。
多くの企業では、残業時間に応じて手当が支払われるため、通常の給与に加えて得られる収入は、経済的なメリットとして大きいです。
ただし、固定残業代の制度がある場合や裁量労働制を採用している場合は、この点が当てはまらないこともあります。
収入が増えれば、旅行や趣味への投資、貯蓄の増加などが可能になります。ただし、残業代は短期的な所得です。
安定性が無いため、できれば基本給を上げることを意識した方が良い。
② 成果を出すことができる
つぎに、プロジェクトの成功に貢献することで、成果を出すことが可能です。
成果を出すためには、絶対的な時間の投資が必要です。
例えば、エリートが短時間で成果を出しているわけではなく、多くの時間を費やし、失敗を経験して成功に至っています。
そのため、残業を単に否定するのではなく、その中で得られるものには、価値があります。
出世するには、成果は必要ですからね。それを望む人には、残業という選択肢も良いと思います。
③ 冷静に対処できる力がつく
残業は、緊急時の対応能力を養うチャンスにもなります。
緊急の業務に対応することが多い残業は、将来どんな状況でも冷静に対処できる力を身につけるのに役立ちます。
残業45時間というのは、確かに大変なことですが、それを乗り越えることで得られるメリットも少なくありません。ただし、常習化しているのであれば、対策を考える必要があります。
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残業が増えてしまう原因
① 業界・職種依存
残業の原因は、業界や職種、企業の規模が大きく影響しています。特に、ベンチャー企業では顕著ですね。
まず、業界・職種によって、残業が文化として根付いていることがあります。
先述しましたが、IT、コンサルティング、金融などの業界では、プロジェクトの締め切りやクライアントの要求に応えるために、長時間労働が求められることが多いです。
また、医療や教育のような公共サービス関連の職種でも、人手不足や緊急対応が必要な状況が多く、残業が増える傾向にあります。
また、企業の規模も、残業時間に影響を与えます。
特にベンチャー企業や急成長中のスタートアップでは、短期間で高い成果を求められるため、多くの時間と労力が要求されますね。
企業文化も残業時間に大きく影響します。
企業の働き方に対する価値観や、上司の働き方が部下に反映されることがあります。例えば、上司が常に長時間労働をしている場合、帰りづらいですよね。
特にやっかいなのは、長時間労働が「熱意」や「プロ意識」と捉えられていること。残業が根付いていれば、いくら訴えても解消できません。
② 業務量の過多・人手不足
残業には多くの要因がありますが、大半が「業務量の過多」と「人手不足」が原因。
プロジェクトの締め切り、突発的なタスクなどが積み重なれば、定時での業務完了が無理ですよね。特に、期末や年度末、締め切り前など、繁忙期に顕著になりますよね。
この状態に人手不足が加われば、従業員に過剰な負担が…。
人手が足りないために、一人ひとりが複数の役割を担うことになり、結果として残業時間が増加します。
③ 不可能なスケジューリング
意味不明な締め切りの設定、プロジェクトの目標、またはタスクのスケジューリングが適当…。どんぶり勘定…。
結果として、定時内に仕事を終えることができず、残業を余儀なくされます。
「なんでそのスケジュールになったの?」と誰しもが企業に対して、苛立ちを感じたことがあるでしょう。
企業は業績のために、時には厳しいスケジューリングになるのは理解できます。しかし、これが常習化するのはNG。
④ 職場文化
残業時間の増加に大きく影響を与える要因の一つが、「職場文化」です。
未だに長時間労働が、一種の美徳とされていることがあります。
特に、上司や先輩が定時後も残業をしている場合、それが「標準」となり、部下も無意識のうちに長時間労働をするようになることがあります。
このような環境では、定時で帰ることが罪悪感を伴うことも少なくありません。(帰りづらくてしょうがない…。)
職場文化を変えるには、組織全体での意識改革が必要です。そのため、ほぼ実現不可能に近く、何か大きな問題が起きない限り解消されないでしょう。
残業を減らす方法7選
- 上司に相談
- 部署移動
- タスク管理の見直し
- コミュニケーションの改善
- 新しいデジタルツールの導入
- 自己のスキルを向上
- 職場の文化を見直し
上述の方法は、理論上は残業問題の解決策としてよく挙げられます。
しかし、実際には上司の考え方や業界の風習によって、これらの方法が効果を発揮するとは限りません。
筆者自身、これらの方法を試みた経験がありますが、残念ながらすべてが上手くいくわけではありませんでした。
それでも、すぐに諦める必要はありません。
まずは、理解ある上司に相談してみることが重要です。もし可能であれば、部署の変更を申し出るなど、自分から一歩踏み出すことが大切です。小さな行動が大きな変化をもたらすこともあります。
現在の職場での状況が改善されない場合は、転職を検討するのも一つの選択肢です。新しい職場では、よりバランスの取れた働き方ができるかもしれません。
まず、自分自身でできることから始めてみましょう。
たとえば、タスク管理を見直すことで、日々の業務の効率化を図ることができます。また、デジタルツールを活用して、時間を有効に使う方法を模索するのも一つの手です。
これらの方法はあくまで理論上のもの。
現実には、残業を減らすことの厳しい現実にぶつかることが多いです。残業を減らしたいと口に出すのは難しく、結局は泣き寝入りすることが多いのが現実。
大切なのは、少しでも行動を起こすこと。何もせずに悩みを抱え続けるのは、貴重な時間の無駄遣いです。自分の幸せと健康を最優先に考え、一歩を踏み出してみましょう。
体験談|残業を減らすには転職が早かった
少し筆者の体験談を記載します。
筆者も以前、毎月45時間以上の残業を経験したことがあります。この状況だと、学習や休息の時間が奪われるし、疲労を蓄積させます。仕事の効率も悪くなりました。
しかも給与は安い。残業代もでない。
仕事量に対して対価が少ないのは、決して望ましい状態ではない。
筆者自身、残業を減らすために様々な試みをしましたが、法的な問題がない限り、企業が自発的に改善することは稀です。
残念ながら、現実は厳しいものです。残業を減らすためには、強引に帰宅するか、転職を検討するかの選択が必要になることが多い。
残業は、個々の労働意識やスキルに左右される面もありますが、企業文化に大きく影響されます。
人員が増えても、それに比例して仕事量が増える傾向…。残業を美学とする上司がいると、状況はさらに厳しくなる…。
特に、ハードワークを好む上司の下では、周囲も同調を求められ、帰宅が困難になっていました。
(残業減らしてほしいって、言いづらいですよね。必死に働いている社員がいる中で。自分が傲慢に感じてしまうし、自分が早く帰ることで周囲に負担がかかるんじゃないかとか。集団でストライキ起こすしかない…。)
だから、残業を減らすには、環境を変えること(転職)が手っ取り早いです。意味のない残業が多い場合、その実態を証明するのは非常に手間がかかります。
例えば、筆者の知人が働いていた企業では、深夜・朝方までの長時間労働が常態化していました。とんでもないコンプライアンスの問題が浮上し、残業時間が削減されたところ、驚くべきことに業績に大きな変化はありませんでした。
つまり、残業時間が業績に貢献していなかったんですよね。悲しいことに。
何が言いたいかと言いますと、問題が起きない限り企業は行動するのは稀。意味のない残業を証明するには、それ相応の手間がかかることです。
もし現状に苦しんでいるなら、転職エージェントに相談してみるのも一つの手です。
自分に合った働き方を見つけるために、専門家の意見を聞くことは非常に有益です。残業との向き合い方は人それぞれですが、自分の健康と幸福を最優先に考えることが何よりも重要です。
残業で人生損する前に行動しましょう。
もし残業がきつくて悩んでいるなら、行動を起こしてみませんか?
時間は有限です。
悩んでいる時間を有意義なことに使うことが、自分の人生を豊かにする第一歩です。残業が原因で、やりたいことにエネルギーを注げないことは、大きな機会損失です。
転職を考えているなら、転職エージェントをおすすめします。
正直、登録するのは面倒に感じるかもしれません。しかし、その一歩が大きな変化をもたらすきっかけになります。
転職エージェントは、多くの企業との強いつながりを持っています。
採用担当者との深い関係を活かし、面接での好印象を与える方法など、貴重なアドバイスを提供してくれることもあります。
また、企業の内部情報、例えば離職率の高い「ブラック企業」に関する情報なども把握しています。
直接話を聞いて、自分の進退を決めるのも良いでしょう。利用料無料なので、マイナスはないです。
登録するだけでも、あなたのキャリアにおける一歩前進です。以下は、信頼できる転職エージェントのリストです。これらを利用して、新しいキャリアの可能性を探ってみてください。
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本記事のまとめ|月45時間残業はきつい。甘えじゃない。
- 月/残業45時間はきついし、甘えではない。
- 45時間以上の残業をしている人は全体の約10%。
- 平均残業時間は月20~23時間。
- 残業問題は企業文化に紐づいているケースが多く解決が難しい。
- 転職が手っ取り早い。
本記事を通じて、残業が増える原因と、それを減らすための方法を解説しました。
しかし、現実は常に理想通りには進まないものです。筆者自身の経験からも、企業文化や上司の姿勢が大きく影響することが明らかです。
残業を減らすためには、時には環境を変える勇気も必要です。転職を含め、自分に合った働き方を模索することが重要です。
時間は有限です。自分の健康と幸福を最優先に考え、行動を起こしましょう。転職エージェントや専門家の意見を参考に、自分にとって最適な職場を見つけることが、残業との健全な関係を築く第一歩です。
自分自身の働き方を見つめ直し、より良い職業生活を目指してください。後悔のない人生を送りましょう!
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