新卒で仕事を辞めた…。人生終わったわどうしよう…。
このような人に向いている内容になっています。
- フリーランスデザイナー
- ゲーム・IT・WEB業界で8年ほどデザイナーとして勤め、フリーランスになりました。
- 現在はIT企業(ベンチャー)で仕事をしています。
- 採用担当の経験あり。
新卒で仕事を辞めて、人生が終わったと感じていませんか?
新卒での退職は、決して終わりではありません。むしろ、チャンスです。本記事では、新卒で仕事を辞めた筆者がどのようにして再起し、成功への道を歩んだのかを紹介します。
新卒で退職したことによる、将来への不安…これらはすべて、本記事を読むことで解消されるでしょう。
- 新卒で辞めたとしても、人生が終わらないことがわかる。
- 新卒で仕事を辞めることのメリット・デメリットがわかる。
新卒で会社を辞めたら人生終わりなのか?
結論として、新卒で会社を辞めても、人生が終わるわけではありません。
まず、新卒での退職は決して珍しいことではないです。後ほど解説しますが、新卒の30%が3年以内に退職しています。
このように多くの人が、自分に合わないと感じたり、キャリアの方向性を見直したりするために退職を選択しています。
退職は、将来に対する真剣な考えから出たものであり、それ自体が成長の一歩となり得ます。
例えば、筆者自身も新卒で入社した会社を1年ちょっとで辞めましたし、知人の中にも入社1年未満で退職した人がいます。
早期に退職や転職を決断することで、より適した職場環境やキャリアパスを見つけることができます。
そもそも、20代は転職のリスクが少なく、1~2回であれば積極的に行っても良い。
実際に、新卒で退職した後に、自分に合った業界や職種で成功している人は少なくありません。筆者の知人は、販売員からデザイナーに転身してますからね。
重要なのは、退職後の計画をしっかり立て、新たなキャリアの構築に向けて前向きに取り組むこと。
つまり、新卒の辞めたとしても、将来のキャリアにどのような影響を与えるかは、辞めた事実ではなく、その後の行動によって大きく左右されるんですよ。
退職後にスキルアップのための学習を行ったり、新しい分野に挑戦したりすることで、より豊かなキャリアを築くことが可能です。
仕事を辞めたことを悲観的に捉えるのではなく、経験として消化し、それをバネにして次のステップに進めましょう。そもそも、定年退職まであと40年以上あるのに、たった数年で人生が終わるわけない。
一般的には、新卒で入社した会社を早期に辞めることは、マイナスとされがちです。
しかし、そのような意見を持つ人たちは、実際のデータを見ているのでしょうか。感覚で言っている人もいますので、まずは新卒の離職率や採用実態をデータで見てみましょう。
新卒で辞めたのは、あなただけじゃない!まずは新卒の離職率を知ろう
① 新卒3年以内の離職率
2020年 | 2019年 | 2018年 | |
---|---|---|---|
1年目 | 11.6% | 11.6% | 10.0% |
2年目 | 11.3% | 11.4% | 10.6% |
3年目 | 8.3% | 9.9% | 11.4% |
3年以内の離職 | 31.2% | 32.8% | 32.0% |
新社会人10人うち1人は、1年目で職を離れています。さらに、3年間を見れば、約30%、すなわち3人に1人が退職や転職を経験しています。
10%は小さい数字に見えますが、大卒の内定数が10万を越えていることを考えると、1万人以上が1年目で職場を去っていることを意味します。
一般的には、新卒1年目での転職や退職は珍しいと思われがちです。しかし、数字を見ると、そうとも言えません。
データからわかるように、仕事を辞めたいと思っている人は、あなただけではないですよ。
- 宿泊業、飲食サービス業51.5%
- 生活関連サービス業、娯楽業46.5%
- 教育、学習支援業45.6%
- 医療、福祉45.6%
- 小売業37.4%
② 転職回数と採用実態を理解しよう
上図は、リクナビNEXTが行ったアンケート調査の結果です。この調査では、企業の採用担当者に「転職回数が気になるのは何回目からか」と質問しました。
結果として、3回目の転職から気になると答えた担当者が多数を占めましたが、転職回数を気にしないという回答も15%あったということです。
上図も、リクナビNextが公開している「採用した中で一番多かった転職回数」に関するデータです。
このデータによると、4回以上転職経験のある人を63%の企業が採用したことがあると回答しています。
全体を通して、転職回数よりも「在籍期間」や「転職理由の妥当性」が、重要視されることが見受けられました。
③ 退職理由
順位 | 転職理由 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 給与が低い・昇給が見込めない | 35.0% |
2位 | 昇進・キャリアアップが望めない | 29.4% |
3位 | 会社の評価方法に不満があった | 26.8% |
4位 | 社内の雰囲気が悪い | 26.7% |
5位 | 肉体的または、精神的につらい | 24.3% |
6位 | スキルアップしたい | 24.0% |
上記は、dodaが公開しているデータです。20代から50代までのコロナ禍での転職経験者が、実際に転職を考えた理由です。
離職の理由は多岐にわたりますが、最も多いのは「給与が低い・昇給が見込めな」で、これに「昇進・キャリアアップ」や「人間関係」が続きます。
これらの理由は、転職を考える際に重要なポイントとなります。
自分に合った仕事を見つけるためには、自己分析を行い、自分の価値観やキャリア目標に合った職場を選ぶことが重要です。また、過去の離職理由を振り返り、同じ失敗を繰り返さないための学びとすることも大切。
以上のように、多くの人が様々な理由で転職を繰り返しています。
「就職失敗したのは自分だけ」「人生終わった」と思わないようにしましょう。
たとえ転職回数が多くても、雇用してくれる企業は必ずあります。諦める必要はありません。
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新卒でも辞めた方が良い企業の特徴
① 長時間労働が常習化している環境
まず重要なのは、長時間労働の環境であるかどうかです。
異常な長時間労働は、心身の健康を害する可能性があるからです。
長時間労働が常態化している職場では、疲労が蓄積し、仕事の効率が低下することがあります。
また、プライベートな時間が奪われることで、仕事以外の生活が犠牲になり、過度のストレスがかかります。
結果、ワークライフバランスが崩れることも少なくありません。
例えば、毎日深夜まで残業が続くような職場では、常に疲れ切っている状態になりがち。
長期的に見て、このような職場環境は持続可能ではないでしょう。退職を検討すべきサインかもしれません。
自分の健康とキャリアの両方を守るためには、より健康的でバランスの取れた職場環境を求めることが重要です。
平均残業時間について
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
---|---|---|---|---|
全体 | 16.8時間 | 21.7時間 | 22.2時間 | 20.8時間 |
上記の表は、dodaの90職種別の残業時間ランキングという記事を参照しています。この調査は15,000人を対象に行われました。
15,000人の平均残業時間は月20.8時間です。1カ月の残業時間が「0~5時間未満」の層が24.0%で最も多い結果となりました。
一方で、45時間以上の残業をしている人は全体の約10%にのぼります。
さらに、openworkの最新データによると、平均残業時間は約22~23時間/月とされています。これを2014年のデータと比較すると、平均残業時間が約半分に減少していることが分かります。
現在勤めている企業の残業時間に不満があるのであれば、データと照らし合わせてみましょう。
② 人間関係がヤバい環境
パワハラやセクハラ、いじめなど、人間関係に問題がある職場は、新卒でも辞めた方が良いでしょう。
新人いびりする上司や、無視してくる上司とか、悪意の塊みたいな人がいれば最悪。従業員の自尊心を傷つけ、仕事への意欲を低下させます。
筆者の場合は、会社全体がおかしかったため、メンタルを病みました。
ハラスメントが原因で辞めてもOK。転職時にきちんと説明すれば良いだけです。
ただし、面接では完全に他責にしないようにしましょう。
そのまま話せば、事情を知らない面接官には、不平不満が多い人や大げさに話す人と受け取られる恐れがあるため、注意が必要です。
「人間関係が良好でないと、仕事を続けるのは困難です。」これは断言できます。
したがって、このような人間関係がやばい職場は、退職を検討する価値があるかもしれません。
③ 成長が見込めない環境
成長が見込めない環境は、退職を検討する価値があるかもしれません。
例えば、上司やメンターのスペックが低く、自分の目標とならない場合、それを反面教師として扱うことしかできません。その結果、自分の成長は必ず鈍化します。
筆者自身、様々な環境を経験しましたが、尊敬できる上司の下で働いた際の方が、モチベーションも高く、成長も実感できました。
また、自分のスキルを活かせない部署に配属されると、自分のキャリアにとって価値のあるものになる可能性は低いですよね。それに、仕事への情熱や充実感が失われます。
例えば、誰でもできるルーチンワークだと、いずれAIに奪われるし需要も無くなる。長期的なキャリアの観点から見ても危険。
インプットの量が少なくなるため、必然的にアウトプットの質が悪くなります。
成長が見込めない環境であるならば、自分の人生にとって機会損失となるでしょう。
したがって、このような職場環境に長く留まることは、キャリアの観点から見ても賢明ではありません。早いうちに損切りするのも良いでしょう。
④ 意見が尊重されない環境
意見が尊重されない職場環境は、やりがいが欠如すると思います。
例えば、新しい提案や意見を出しても、上層部から無視されたり、軽んじられたりするケースはあるある。そうなると、モチベーションが低下し、新しいスキルを取り入れられなくなります。
つまり、時代に取り残されますよね。
新規プロジェクトに関するアイデアを提案しても、上司から「今までのやり方で十分だ」と一蹴されるケースとか…。
新しいツールの導入しようと意見しても、社内で開発した古い非効率なソフトを使わされるとか…。
このような経験を繰り返すと、自分の意見が価値を持たないと感じ、積極的に意見を出すことを避けるようになります。
否定され続けると、自信が喪失して自発的な行動ができなくなるんですよ。
⑤ 思い描くビジョンと異なる環境
もしも今の仕事が、思い描いているキャリアビジョンとかけ離れている場合、早い段階での転職をおすすめします。
新卒時にどれだけ自己分析をしても、実際に働いてみると想像と異なることは多く、考え方にも変化が生じることがあります。
「給与が安定的に貰えれば、それで良いや」って思っていても、実際働けば「別の仕事にチャレンジしたい!」という意思は絶対生まれる。
特に20代は、未経験で転職してもリスクが比較的少ない、「ボーナスタイム」です。
この時期に思い切って新しい分野に挑戦することは、後悔のない人生になります。
筆者の知り合いの中には、プログラマーや3Dデザイナーになるために専門学校に通った人もいますよ。
20代のうちにできるだけ多くの行動を起こすことで、将来のキャリアの可能性を広げることができます。
新卒で辞めた場合、自分にどのような影響があるのか?
① 新卒で辞めること影響
新卒で会社を辞めることには、少なからずリスクが伴います。
まず、短期離職は、転職活動において多少なりとも不利に働きます。基本的に、一定期間勤め上げた経験が評価されますからね。
そのため、「長続きしない人」「すぐに辞める人」といったレッテルを貼られがちです。
採用担当者視点で見れば、新卒で辞めたことに対してプラスの要素はありません。基本は、ビハインドからのスタートだと思ってください。
しかし、退職後にスキルを磨いたり、明確なキャリアプランを持って転職活動を行ったりすれば、短期間の勤務でもポジティブな評価を得ることが可能ですよ。
特に重要なのが「退職理由」と「学んだこと・できること」の2点です。
退職理由を聞くのは、応募者に何か問題があるかどうかを確認するためです。企業は採用にコストをかけるため、慎重になるのは当然です。
ポジティブな理由で答えられなければ、「他責姿勢の人」「長続きしない人」「大袈裟な人」と評価され、落とされるので注意が必要。
たとえ真実が「ブラック企業だったから」という理由でも、別の答えを軸にしましょう。(話すなという意味ではなく、割合を考えるべきということ)
また、「学んだこととできること」を聞かれるのは、応募者がどれだけのインプットを経験し、それをどのようにアウトプットできるかを見極めるためです。
良い経験積んでいるのに、アウトプットがイマイチだと、「容量の悪い人なのかな?」と判断されます。
これら2点について、説得力のある回答を用意できれば、転職の難易度は大きく下がります。
② 辞めた後のチャンス、新しい道
新卒で会社を辞めた後は、第二新卒という扱いになります。
第二新卒は、一度社会経験を積んだ若手として、多くの企業にとって注目されています。
新卒者よりも実務経験や研修を経ているため、企業にとっては負担が少なくなるからです。
需要があるため、決して人生終了というわけではありません。
以前の職場で得た経験やスキルを、活かせる職場を選ぶのも良い。未経験で新しい業界や職種に挑戦すできるのも、20代の特権。
新卒で辞めたとしても、キャリアを再検討できるメリットもあるということ。
そもそも、新卒採用の仕組みでは、ミスマッチが発生しやすいんですよ。
「在学中に就職活動を終えなければ…」という使命感から企業選びを妥協したり…。自己分析が不十分で自分に合った企業を見つけられなかったり…。
有名企業に偏ってしまい他のチャンスを逃したりすることもあります。
新卒の就職活動は本当に難しい…。
ですので、早い段階で、ミスマッチのないキャリアを再選択するのは、長期的に見て非常に良いと思いますよ。
周囲とは異なる道を歩むことになるかもしれませんが、急がば回れのようなものです。
第二新卒の需要
2016年の調査では、全体の半数を超える企業が「今後1年間、第二新卒者を積極的に採用したい」と回答。
また2019年に行った別の調査では「2030年までの間で採用・人事施策に関して予想される変化」について聞いたところ、半数を超える企業が「新卒(第二新卒含む)採用を中心とした若手人材の確保」の「重要性が高まる」と回答。
引用:マイナビ転職ノウハウ
上記のデータは、マイナビ転職が公開している、第二新卒に関する企業のアンケート結果です。
少なくとも第二新卒に対しては、積極的な採用姿勢が見られます。※第二新卒の年齢の定義は、25~30歳とされています。
リクルートキャリアのデータによれば、20代の転職市場が活発化しており、特に20代前半の転職者数が3.82倍に急増しています。
また、社会人経験が1年未満の20代前半の採用を行っている企業は、全体の約78%に上ることが明らかになっています。
日本の企業の99.7%は中小企業です。
これらの企業では若手を歓迎する求人が多くあります。確かに、大きな経験や成果がない状態では、大手企業や有名企業への就職は難しいかもしれません。
終身雇用が終わりを迎えつつある現代において、大手企業がそこまで重要かどうかは考える余地があります。
今一度、自分がどうなりたいかを見つめ直してみることをお勧めします。
③ 退職後の経済的な影響
新卒で会社を辞めると、経済的な問題が生じることは否めません。
まず、収入が途絶えることにより、生活費やローン、奨学金の支払いなど、日常の経済活動に支障が出る可能性があります。
特に、次の職を見つけるまでの期間が長引けば、その影響はより深刻になるでしょう。
上図は、リクナビNEXTの「転職時に貯金はいくら必要?転職にまつわるお金の話」のアンケート結果です。転職活動を退職してから行った人に貯金額です。
10万円未満が32%で最も多い結果と驚きますが、正直危険。退職後は、税金を自分で納めます。そのため、住民税・健康保険など負担がのしかかります。
失業保険を受け取るにも、12ヶ月以上の被保険者期間が必要。自己都合による退職の場合、受理に待機期間が設けられることが一般的。
失業等給付の⽀給を受けるためには、離職をした⽇以前の2年間に、「被保険者期間」が通算して12か月以上(特定受給資格者または特定理由離職者は、離職の⽇以前の1年間に、被保険者期間が通算して6か⽉以上)あることが必要です。
離職日から1か⽉ごとに区切っていた期間に、賃⾦⽀払の基礎となる日数が11日以上ある月、または、賃⾦⽀払の基礎となった労働時間数が80時間以上ある月を1か月として計算。
引用:厚生労働省
そのため、十分な準備と計画が大切となります。転職活動中の収入源として、アルバイトやフリーランスの仕事を探すことも一つの方法です。
④ 社会的偏見からの影響と対策
新卒で会社を辞めると、時に偏見の目で見られることがあります。
多くの人々は、新卒退職者に「忍耐力が不足している」「責任感が足りない」といったレッテルを貼りがちです。
中には「最低でも3年は勤めるべき」と主張する人もいます。実際、筆者自身も周りの人々や親から同様のことを言われた経験があります。
しかし、これらの見方は偏見に過ぎず、正しいわけではないのです。
上図は、リクナビNEXTの全国の20代~50代の働く男女にアンケート調査を実施したデータとなります。過半数が、転職に対してポジティブに捉えています。
年代 | ポジティブ・どちらかといえばポジティブ | ネガティブ・どちらかといえばネガティブ |
---|---|---|
20代 | 67.9% | 9% |
30代 | 54.7% | 18.8% |
40代 | 50. 0% | 11.6% |
50代 | 37.5% | 18.8% |
世代別で見ると、若い世代ほど、転職にポジティブな印象を持っています。そのため、退職を相談する相手は、ある程度選んだ方が良いですね。
また、先にも触れた通り、新卒で入社した企業を3年以内に去る人は30%にも上ります。
転職は今やそれほど珍しいことではありません。
ネガティブな意見はストレスの原因となり得るため、過度に気にする必要はないでしょう。前向きな姿勢を保ちましょう。
メリット
デメリット
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業界屈指の大手。登録して損はないエージェントです。約80%が非公開求人。オリコンの24年1月発表の結果で、20代部門で1位を獲得。
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新卒1年で辞めたから言える「3年勤めるべき」について
先にも触れましたが、筆者は「3年は勤めるべき」という考え方に、賛同していません。
もはや一種の呪術だと思ってる。
確かに、3年以上の勤務経験は、採用担当者にとって安心感を与える一つの指標となります。しかし、この考えが、100%正しいわけではないんです。
成長できる環境であれば、3年間の勤務は非常に有意義です。
しかし、ブラック企業や自分に合わない業務内容の場合、3年間勤め続けることは逆にリスクになり得ます。なぜなら、貴重な20代の時間を無駄にしてしまうからです。
それにキャリアが固定され、チャレンジがしにくくなる可能性があります。
野球が得意な人にサッカーを強いるようなもので、合わない仕事は合わないのです。
また、年齢を重ねれば、リスクを取ることが難しくなります。
また、辞めたいと思う企業に居続けることが、逆に人生を終わらせる可能性もあります。
筆者の周囲にも、30代になって転職しなかったことで、人生無駄にしたって言っている人は多いですよ。そもそも、30代で未経験分野にチャレンジしても、年収が大きく下がるのでリスクが大きい。
ですから、「3年勤めるべき」という考えは、個々の状況やキャリア目標に応じて柔軟に考えるべきです。
自分のキャリアを最優先に考え、適切なタイミングでの転職を検討することが重要です。
0に何を掛けても0です。大きい数字に、掛けていかないと何も得られません。
体験談|筆者も新卒で辞めたが、人生終わりじゃなかった。
筆者の過去について少し触れさせていただきます。(もし興味がなければ、飛ばしてください。)
筆者は浪人生活を経て、大学卒業後にようやく内定を得ましたが、その職場はブラック企業でした。
入社当日は、「うわ、この会社やばい。人生終わった…」と頭をよぎりました。
その予想は当たり、100時間を超える残業、低給与、パワハラ、過酷な業務内容により、精神的に追い詰められました。結局、1年ほどで退職…。
朝、会社に行くのが嫌で涙することもあり、最終的に会社のトイレで泣き崩れたこともあります。(これは少し恥ずかしい思い出。)
しかし、そのような状況から抜け出したことで、幸福を感じるようになりました。
退職日は、嬉しさのあまり徒歩で4時間かけて深夜3時に帰宅しました。
退職に関しては、周囲からは反対され、「3年も働けない甘い」と言われました。
正直、「こんなに辛い環境にいて、毎日泣くほど苦しむのに、現場を知らない人が無責任なことを言うな」って感じでしたね。
しかし、結果として退職は正解。大正解。当時の自分を褒めたい。
退職後は、セミナーへの参加や新しい業界でのアルバイトを通じて、自分に合った業界や職種を探求しました。
前の職場を離れたことで、異なる視点や価値観に触れるチャンスが増えたのです。
新しい職場で新たな業務に取り組むことで、ストレスは劇的に減り、仕事へのモチベーションを取り戻すことができたのです。
色んな業界を試したことで、自分が興味を持つ業界への転職に成功しました。
結局、新卒で入った会社を辞めたことで、人生がずっと楽しくなりました。
反省点として、転職エージェントや口コミサイトをもっと活用すべきだったと思います。エージェントの利用を軽視していたため、本当に無駄な時間を過ごしてしまったのです。
新卒の転職に関する意見・感想
新卒で入社したメーカーで、一番辛かったのは自分より12年上の30半ば先輩OJTが、深夜まで上司の雑務や資料つくりをし、1年目は大変だと思っていましたが、2年目、3年目も様子が変わらなかったこと。これが自分の12年後の姿と思うとマズいと思って転職活動を始めました。残った同期はそうなりました。
引用:X
『新卒で入った会社は最低でも3年は勤めろ』というアドバイスは重要な前提である『前職の経験を活かして転職したいなら』が欠落している。第2新卒は経験不問、学歴と新卒入社の社格だけで勝負できるので、『入る会社完全にミスったな』と思ったら1年目でも行使すべき。なんとなく転職するのは論外だが
引用:X
『新卒で入った会社は最低でも3年は勤めろ』というアドバイスは重要な前提である『前職の経験を活かして転職したいなら』が欠落している。第2新卒は経験不問、学歴と新卒入社の社格だけで勝負できるので、『入る会社完全にミスったな』と思ったら1年目でも行使すべき。なんとなく転職するのは論外だが
引用:X
まめち転職して2社目なんだけど、辞めるときに定年間近の上司に言われた「この会社新卒からずっといるけど、辞めて成功した人は一人もいない」という言葉、忘れず染み付いてた。嫌いだった。
引用:X
でも最近気付いたのは「辞めた人が成功しない=成長しない会社」ってことだわ!1年で辞めてよかった!笑
まめち転職して2社目なんだけど、辞めるときに定年間近の上司に言われた「この会社新卒からずっといるけど、辞めて成功した人は一人もいない」という言葉、忘れず染み付いてた。嫌いだった。
引用:X
でも最近気付いたのは「辞めた人が成功しない=成長しない会社」ってことだわ!1年で辞めてよかった!笑
私はこの四月に新卒で入った会社を8カ月で転職しました。大学は普通の私立理系学部です。前職は一部上場企業で現職は超有名一部上場企業で技術職をやっております。私の場合転職理由はともかく、夏ぐらいから転職を考え始めリクルートエージェントに登録をしました。他にDODAにも登録しましたがエージェントがメインでした。詳しいことはそれぞれのHPを拝見してください。
引用:Yahoo知恵袋
もちろん、前職を続けながら転職活動をして2か月ほどで内定を頂けました。内定を頂いてから前職場には退職の意を伝えました。
投稿者さんは工場で働いてるとの事なので、理系の仕事に就きたいのかな?という私の推測で話を進めますが、技術系などの求人を出している会社は、すでに退職してしまった方をよく思わないのが現状にあるそうです。これは、エージェントの方がおっしゃっていました。なので、きついかもしれませんが現在の仕事を続けながら転職活動をされた方が100%よいと思われます。
一応私は第二新卒扱いで入社しました。
第二新卒の転職を成功させるにはエージェントが必須。
先にも述べましたが、第二新卒の転職は、エージェントは必須です。
エージェントは、スキルや経験に合った求人を紹介し、履歴書の書き方や面接対策など、具体的なアドバイスを行います。エージェントを利用することで、そのプロセスがスムーズになります。
- 求人の選定が難しい。
- 非公開求人が見れない。
- 未経験・第二新卒歓迎求人は、ブラック率が高い。
- 伸びている転職市場がわからない。
- 口コミサイトでも中小企業の情報は少ない。
- 面接で落ちてもフィードバックが無いから改善が難しい。
利用しないと上記のような状況に陥りますよ。
転職を考えているなら、早めの登録をおすすめします。
ストレスや疲れがピークに達すると、転職を始めるエネルギーさえ失ってしまうことがあるからです。
非公開求人も多く抱えているので、スタートが遅れるほど良い求人との出会いが無くなります。さらに、転職エージェントの利用は無料。一度相談してみる価値は十分にあります。
また、ブラック企業を排除して求人を紹介するエージェントもあるので、その点が不安な人はぜひご利用ください。
正直なところ、社会人経験の浅い人が、1人で求人を探してもロクな目に遭いません。(筆者はドブラックを引き当てました。皆さんは本当に注意してください。)
大手エージェントの場合、相手にされない可能性があるので、第二新卒特化型が基本的におすすめです。
doda
リクルートエージェント
UZUZ
本記事のまとめ|新卒で辞めたとしても人生終わりじゃない。むしろチャンス。
- 新卒で辞めても、人生終わりません。
- 辞めた事実ではなく、その後の行動が大きく影響する。
- 新社会人10人うち1人は、1年目で職を離れている。
- 20代の転職理由は、年収の向上、プレッシャーの軽減、人間関係の改善が大きい。
- 第二新卒の需要はある。
- 健康が最も大切だから、損なう前に行動する。
- 若い世代ほど、転職にポジティブな印象を持っている。
- 退職理由をきちんと伝えることが大事。
- エージェントに相談して進退を決めるのもあり。
新卒で会社を辞めるのは、非常に勇気がいります。その行動力がすごいですよ。
確かに不安を伴いますが、それは同時に新たなチャンスでもありますからね。
社会的な偏見や経済的な影響を考慮する必要がありますが、きちんと自己分析をすれば、自分に合ったキャリアパスを見つけることは可能です。
筆者の経験からも、ブラック企業から抜け出したことで、人生が大きく好転しました。
自分に合わない環境からは早々に抜け出し、興味や価値観に合った職場を見つけることが、人生を充実させるために必須ですね。
転職エージェントや口コミサイトなどの情報源を活用し、適切な戦略を立てれば必ず成功につながりますよ。
後悔のない人生を送りましょう。
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