転職回数が多い…。もう転職できない…。人生終わったわどうしよう…。
このような人に向いている内容になっています。
- フリーランスデザイナー
- ゲーム・IT・WEB業界で8年ほどデザイナーとして勤め、フリーランスになりました。
- 現在はIT企業(ベンチャー)で仕事をしています。
- 採用担当の経験あり。
転職回数が多いと、人生終わりだと感じていませんか?
転職を繰り返したことで、「もうどこも雇ってくれないかも…」と不安になる日々。しかし、その経験が、あなたの最大の武器になるかもしれません。
本記事では、自分自身の価値を見出し、次の転職を成功に導くための戦略を解説しいます。転職回数が多いことは、人生の終わりではありませんよ。。
- 転職回数が多くても、人生が終わらない理由がわかる。
- 転職回数が多い人向けの戦略がわかる。
20~30代で転職回数が多いと人生終わり?
転職回数が多くても、人生終わりじゃありません。
転職回数が多くなってしまった場合、「再就職先が見つかるかな?」と不安に感じるかもしれません。たしかに、忍耐力や継続力がない人と見られがちです。
しかし、その背景には様々な事情が、存在しますよね。
例えば、会社の倒産、連続してブラック企業に入社するなど、個々の状況は千差万別。
しかたない状況もたくさんあると思いますが、現実は変えられません。
重要なのは、ポジティブに考えること。
転職回数が多いということは、多くの職場で必要な人材として求められた証拠ですよね。
また、転職活動には、それ相応のエネルギーや行動力が必要です。
つまり、行動力も大きな強みとなり得るでしょう。
もしもたくさん業界経験を持つのであれば、幅広い視野を持っています。つまり、新しいアイデアや解決策を考える際にも、その経験は強みとなるでしょう。
このように考え方を変えれば、希望が見えてきますよね。
また、近年では、転職は一般的なものとなってきています。
むしろ、転職経験が全くないということが、逆に経験不足と捉えれれ、不安視されることさえあるんですよ。
20~30代で短期離職を繰り返せば、厳しい状況になりますが、基本はポジティブに捉えれることもあります。
数多くの転職を経験することで、自分にとって何が重要か、どのような仕事が自分に合っているかを理解できますよね。
自身をしっかり理解することは、次の転職先を選ぶ際にミスマッチを避けることに役立ちますよ。
したがって、転職回数が多いことは、人生の終わりというほど最悪な状態ではないでしょう。
重要なのは、その経験をどのように活かすかという点です。
20~30代の転職回数が多い=人生終わりではない理由4選
① 幅広い業務経験があるから
多くの転職を経験することで、さまざまな業界や職種での、豊富な経験を積むことができます。
つまり、広い視野と多角的なスキルが、身についている可能性があります。
例えば、営業職からIT業界へ、その後は教育関連の仕事へと転職した人は、各分野の特有の知識やスキルを身につけることができます。
これらの経験は、新しい職場で戦力となるだけでなく、異なる視点からのアイデアや業務効率向上のノウハウを提供できるでしょう。
② 変化に対応できるから
転職を繰り返すことで、異なる企業文化や職場環境に適応する力が養われます。
急速に変化する現代の環境においては、非常に重要。
例えば、スタートアップ企業、IT業界、飲食業界など、様々な業界・企業で働いた経験がある人は、スキルや働き方の違いを理解し、柔軟に対応することができます。
経験が豊富ということは、新しい環境での適応力が高く、さまざまなチャレンジに対応するための基盤があるということ。
また、多くの人は、慣れ親しんだ環境を変えることが苦手です。
新しい職場、新しい業務、新しい人間関係に適応することは、容易ではありません。
しかし、複数回の転職を経験することで、これらの変化に対応する力が自然と養われます。
③ 自分に合った仕事がわかるから
転職回数が多いということは、自分がやりたい仕事、自分にとって合わない仕事を理解しているでしょう。
例えば、最初は営業職に就いたものの、人と直接関わることが苦手だと感じた場合、次の転職でデータ分析の仕事に挑戦することが可能です。
このように、転職を通じて、自分の得意分野や興味のある領域を、探求することができます。
また、自分にとって居心地の良い働き方や職場環境も明確になるでしょう。
大半の人が、今の職場の不満を覚えながら毎日を過ごしています。自分に合っているのかも理解できていません。
転職を繰り返すことは、自己理解を深めるプロセス。
「どのような環境が自分に最も合うのか」を理解することは、キャリアを形成する上で非常に重要です。
④ 根性がある・困難に強くなるから
「転職回数が多い=根性がない」と思われがちですが、実際はその逆。
新しい職場に適応すること、また次の職場へと移ることは、精神的な強さとエネルギーを必要とします。
例えば、転職を繰り返している人というのは、チャレンジを恐れずにできる人です。
新しい職場での人間関係の構築、異なる業務内容の習得など、転職は多くの困難を伴います。
これらの困難に立ち向かい、乗り越えることで、精神的にも強くなるでしょう。
また、成功する人は、成功の数よりも失敗の数が多いとよく言われます。
転職を繰り返すことは、多くの「失敗」を経験していること。それらの経験が積み重なることで、より強い人間に成長することができます。
ただし、単に行動するだけではダメ。
その行動に対しての反省や振り返りを行い、どのような改善をするのかを明確にすることが重要。
20~30代で転職回数が多いと起こりうるリスク7選
① 採用過程で不利になる
転職回数が多いと、採用担当者に「すぐに退職する人」という印象を与えます。
企業は、長期的に貢献してくれる人材を求めています。
例えば、2年以内に3回以上の転職を経験している場合、履歴書を見た採用担当者は、その人の適応力に不安を抱くでしょう。
また、面接で、転職回数が多いことに関する質問が必ずされます。その回答が「他責姿勢」であれば、確実に不利に働くでしょう。
転職の理由が明確でない、または不満や他責に基づく理由であると不利になります。
② キャリアに一貫性がなくなる
転職回数が多いと、キャリアの一貫性が失われます。
つまり、専門性やキャリアが混沌化します。
例えば、異なる業界や職種に何度も転職すると、それぞれの職で深い専門知識やスキルを身につけるのが難しくなります。
また、キャリアに対する明確なビジョンや目標が、曖昧になります。
例えば、ある人がIT業界から教育業界、その後はマーケティングの分野へと転職するとします。それぞれの職での経験は価値があるものの、キャリア全体としての方向性が不明確になりがちです。
「どこに向かっていて、どんな人になりたいんだろう」と思われます。
さらに、キャリアの一貫性がないと、面接時に自分のビジョンを説明するのが難しくなるでしょう。
③ 専門性が身につかない
転職回数が多いと、専門性が身につきません。
これは先にも述べた、キャリアの一貫性にも該当する内容です。
例えば、IT業界で長年働けば、その分野の知識や技術が身につくでしょう。しかし、頻繁に転職すれば、一つの分野での専門性を身に着けるのが難しくなります。
つまり、転職を繰り返せば、浅い知識が広く身につくが、一つの分野における深い専門性は育ちません。
専門性が不足していれば、キャリアアップや昇進の機会も限られます。
専門性を持つことは、出世や報酬を得るための重要な要素ですよ。
④ 信頼を得にくい
転職回数が多いと、信頼を得にくいです。
入社できても、すぐ辞める傾向があると警戒され、長期的なプロジェクトや責任ある役割を任されにくくなります。
例えば、大規模プロジェクトの場合、途中で辞めるリスクが高い人は、末端のポジションになります。もしくは、別プロジェクトへのアサインとなるでしょう。
信頼を得るためには、一定の期間、一貫した成果を出し続けることが必要です。無責任と思われないようにするには、成果を出すしかありません。
⑤ 給与アップが遅れる
ご存じの通り、企業では、経験や実績に基づいて給与を増やすことが一般的です。
しかし、頻繁に職を変えると、その都度、新しい職場での給与交渉が必要になります。
新しい職場では、前職の経験や実績が評価されないこともあり、給与が思うように上がらないことがあります。
未経験業界・職種であれば、年収は大きく下がる可能性もあるでしょう。
⑥ 希望する求人に応募できなくなる
転職回数が多いと、 希望する求人に応募できなくなるリスクがあります。
一般的に、応募者のキャリアに一貫性や経験年数が求められることが多いです。
さまざまな業界・職種での転職を繰り返せば、応募条件を満たさないことが多くなります。
その結果、未経験者歓迎の求人や、労働環境が厳しい求人など、選択肢が限られてしまいます。
⑦ 安定した雇用が得にくい
転職回数が多いと、企業は正社員で不安を強く感じます。
その結果、正社員としての採用ではなく、契約社員やアルバイトとしてのスタートを提案されることもあるでしょう
これは、短期離職のリスクを最小限に抑えたいと考えるためです。
また、転職活動が上手くいかない場合、収入が途絶えるリスクもある。その結果、生計を立てるために、アルバイトや派遣の仕事を選択する必要が出てくることもあるでしょう。
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20~30代で転職回数が多い人の特徴5選
① 理想と現実のギャップに敏感な人
理想と現実のギャップに敏感な人は、転職回数の多い傾向があります。
自分が思い描いていた職場や仕事内容と、現実が理想に達していないと感じると、一気に萎えます。
例えば、「スキルを磨ける職場で働きたい」と考えているとします。しかし、実際に入社してみて、期待できない環境だった場合、このタイプはすぐやる気をそがれて、転職を考えてしまうのです。
一見すると短所のように思えるかもしれませんが、自分の価値観や理想を大切にするという点では長所とも言えます。
理想を追求は、悪い事ではないんですけどね。
柔軟に対応できないと、頻繁な転職が生じ、キャリア形成に影響を与える可能性が高いんですよ。どこかで妥協しないといけない。
② 理想郷を求めている人
理想郷を求めている人は、社会人経験が浅い人に起きがちなパターンです。
理想とする完璧な職場環境を探し求めるが、現実にはそのような場所がほぼ存在しません。
実際、全ての条件が満たされる理想の職場なんて、全体の1%にも満たないでしょう。
例えば、高い給与、良好な労働環境、自己成長の機会、仕事と私生活のバランス、そしてやりがいのある仕事内容など、これら全てを兼ね備えた職場は稀です。
自分で起業するしかない。
③ 明確なビジョンがない人
キャリアプラン(ビジョン)が明確ではない人は、仕事を選びの方向性もブレやすく、結果として転職を繰り返しがちです。
ビジョンがないと、「自分の強み」や「やりたいこと」を理解するのが難しくなります。また、どのような職業が、自分に合っているかを見極めるのも難しくなります。
その結果、満足のいく職場を見つけることができず、転職を繰り返すのです。
④ 自分に自信がある人
スキルや能力に強い自信を持っている人は、、より良い条件や環境を求めて転職を繰り返す傾向にあります。
自信があるため、新しい挑戦を恐れず、異なる職種や業界への転職も厭わないのです。
筆者の知り合いにも、このような特徴を持つ人がいます。
自分のスキルに非常に自信を持っており、常に最適な職場を求めて転職を繰り返していました。しかし、その結果、能力があるのにキャリアに一貫性がないため、長期にわたる転職活動を余儀なくされる結果に…。
自信を持つことは大切ですが、転職を繰り返せば、転職は難しくなります。
⑤ 他責傾向が強い人
他責の人(人のせいにする人)は、職場での問題や不満が生じた際、自身の行動や態度を振り返ることができません。
そして、周囲の人々や環境のせいにして、転職することが多いのです。
例えば、仕事のミスがあった場合、自分のスキル不足や問題を認めるのではなく、「上司が厳しすぎる」「同僚が協力的でない」といった理由を挙げることがあります。
他責姿勢の人は、転職を繰り返しても、同じような問題に直面しやすいんですよ。
そもそも、問題の原因が自身にあるから、環境を変えても同じ不満が起きるからです。
採用担当者は転職回数が多いことを気にするのか?
では、採用担当者が、求職者の転職回数について、どのように感じているのかを解説していきます。
大半の採用担当者は、転職回数が多い人に対して、「何か問題がある人ではないか?」と疑問を抱くでしょう。
採用には、多額のコストがかかるので、そのように思われるのはしょうがないこと。
特に、採用担当者自身が、転職回数が少なかったり、あるいは転職経験がない人だった場合、より不安を抱くでしょう。
しかし、すべての採用担当者に、これらの考え方が当てはまるわけではありません。
① 3回目の転職から気になるという採用者が40%
上図は、リクナビNEXTが行ったアンケート調査の結果です。
この調査では、企業の採用担当者に「転職回数が気になるのは何回目からか」と質問しました。
結果として、3回目の転職から気になると答えた担当者が多数を占めました。また、転職回数を気にしないという回答も15%あったということです。
② 転職回数よりも重要なこと
上図も、リクナビNextが公開している「採用した中で一番多かった転職回数」に関するデータです。
このデータによると、4回以上転職経験のある人を63%の企業が採用したことがあると回答しています。
全体を通して、転職回数よりも「在籍期間」や「転職理由の妥当性」が重要視される傾向が見受けられました。
つまり重要なのは、転職回数が多いことをどのように説明し、自分の経験をどのように価値あるものとして伝えるかです。
20~30代で転職回数が多くても採用されやすい人の特徴
① 専門性が高い人
専門性が高い人は、特定の分野や技術において深いスキルを持っているため、市場で高く評価されています。
例えば、IT業界でのプログラミングスキルや、デザイン分野でのUIのスキルなどが該当しますね。専門性が高いと、その分野での需要が常にあります。
企業側も、高度なスキルを持つ人材を求めているため、転職回数が多くても採用される可能性が高いです。
高いスキルのプログラマーとか、引く手あまたですよね。
② 素直・ポジティブな人
素直でポジティブな姿勢を持つ人も、多くの企業から好まれます。
素直な人は、上司や同僚からのフィードバックを受け入れ、それを自己成長の糧に変えることができます。
例えば、業務で失敗を経験しても、それをポジティブに捉え、次の機会に活かすことができるのです。
ポジティブな姿勢は、チーム内の雰囲気を良くしてくれるし、学習意欲が高い。企業にとって価値のある資質です。
また、「良い意味で、素直に企業の言いなりになる」という点も重要です。
これは、自己の意見を持たず、何でも受け入れるという意味ではありません。
自分の意見を持ちつつも、企業の目標やチームのニーズに合わせて行動できる柔軟性があるという人物像のことです。
③ 退職理由が他責姿勢でない人
退職理由が他責姿勢でない人は、転職回数が多くても採用される可能性が上がります。
採用担当者は、求職者が転職理由をどのように説明するかを、かなり重視します。
自己責任を認め、成長のための転職であることを示せると、ポジティブな印象を与えることができるでしょう。
真実が「ブラック企業だったから転職した」という理由でも、「上司と合わなかった」「職場の環境が悪かった」といった他人や環境のせいにするような理由は、あまり好ましくありません。
一応お世話になった会社ではありますからね。
本音で話すことは大事ですが、8:2くらいの割合で、申し訳なさそうに「お世話になった会社ではありますが…ちょっと…ブラック企業で…」くらいが良いですよ。
④ 問題解決能力がある人
問題解決能力が高い人は、どんな職場においても重宝されます。
そのため、転職回数が多くても、採用される可能性が高いです。
問題解決能力がある人は、業務上にある問題を見つけ出すのが非常にうまい。つまり、仕事を自分で生み出す力があります。
また、その問題に対して、解決策を見つけ出し、実行に移すことができれば、めちゃくちゃ強い。
これは、上司からすると管理がラクですし、企業からすれば利益をだしてくれる人なんですよ。
また、問題解決能力は、単に問題を解決するだけでなく、チーム内でのコミュニケーションや協力を促進することにも繋がります。
さまざまな人との協働したり、多様な問題に対処してきた経験は、新しい職場でもその能力を発揮することができるでしょう。
転職回数が多い20~30代向け|戦略7選
① 自己分析を徹底する
まず重要なのは「自己分析を徹底すること」です。
自己分析を徹底しなければ、次の職場でもミスマッチが起きてしまいます。それを避けるためには、自己分析は必須。
徹底しましょう。
例えば、自分のスキルや強み、コミュニケーション能力やプロジェクト管理のスキルなど、これまでの職務で磨いた能力を具体的に挙げてみましょう。
加えて、これまでの職場で感じた不満点や退職理由も、正直に振り返ることが必要です。
仕事の内容、職場環境、人間関係など、どのような点に不満を感じたのかをリストアップしましょう。
避けたい条件を満たせれば、次の転職でのミスマッチ防ぐことができます。
- 自分が希望する条件。
- 自分が絶対に避けたい条件。
- 現職で学んだこと、できること。
上記は、絶対にリスト化しておいた方が良いですよ。
正直めんどくさい作業にはなりますが、この点は徹底しましょう。人生1度きりですので、妥協せずに取り組むことが肝心です。
② 理想郷はないことを理解する
理想の職場を追い求めること自体は、決して悪いことではありません。
なぜなら、理想がなければ、前に進むためのモチベーションを失ってしまうからです。
しかし、資本主義社会において、理想的な条件をすべて満たしてくれる企業は無いのが現実です。
この現実を受け入れることが、転職を繰り返す人にとって重要なステップです。
理想と現実のギャップに直面した際に、二つの選択肢があります。
一つは、現実を受け入れ、自分の理想を妥協すること。もう一つは、自分の理想を追求するために、フリーランスや起業という道を選ぶことです。
妥協が難しければ、理想を1つに絞るのことがおすすめです。例えば、完璧なワークライフバランスだけを求めるなら、難しくなさそうですよね。
給与、ワークライフバランス、スキルアップなど、全て望むのは、やはり難しい…。
③ 企業が求める回答を準備する
転職回数が多い人は、ネガティブなチェックされる場面が多いでしょう。
そのため、面接で困るような質問は、逆算して考えておきましょう。
- なぜ転職を繰り返しているのか。
- 退職理由は何か。
- 何を学び、何ができるのか。
- ビジョンはあるのか。
例えば、上記のような質問に対しては、事前に答えを準備しておくことが効果的です。
採用されやすい人は、徹底的に準備していますよ。
④ 企業が恐れる点を意識している
- 辞め癖がある。
- 人間関係の構築ができない。
- スキルに一貫性がない。
- スキルが中途半端。
- 早期退職される。
企業側は、転職回数が多ければ、上記のような不信感を抱きます。そのため、適切に説明することが必須です。
特に企業は、短期離職を恐れます。
短期離職は、採用コストを無駄にすることになります。これは企業にとって大きな損失です。広告費、セミナー、面接、選考、教育など、採用には多くの費用がかかりますからね。
人件費だけでないんですよ。
例えば、就職エージェント経由で採用される場合、企業は求職者の年収の三分の一を成果報酬として支払うことがあります。このような外部コストも考慮に入れる必要があります。
採用には、「1人当たり100万円以上のコストがかかっている」という認識を持つことが重要です。こういった情報を知っていると、企業側が慎重になるものわかりますよね。
⑤ 転職回数をごまかさない
経歴詐称は、どんな状況であっても避けるべきです。転職回数を隠すために嘘をつくのは、絶対NG。
信頼を損なう原因となり、最終的には自分自身のキャリアに悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、履歴書や職務経歴書において、転職回数を少なく見せるために期間の調整などは、絶対に避けるべき。
嘘が発覚した場合、その時点で採用の可能性は0です。
⑥ 長期的なキャリアビジョンの設定
長期的なキャリアビジョンを設定することは、非常に重要です。
ただ単に、「お金が欲しい」「定時で帰りたい」という思いだけでは、企業に魅力的な人材として映りません。
企業は、利益を追求する組織です。自分を価値ある人材であることを示す必要があります。
そのため、自分がどのような貢献ができるか、どのようなビジョンを持っているかを明確に伝えることが求められます。
例えば、マーケティングのスキルを持っている場合、どのようにそのスキルを活用して企業の売上向上に貢献できるかを具体的に説明することが重要です。
また、技術職であれば、最新の技術トレンドに精通していることや、どのような成果を出せるかをアピールすることが有効となります。
もしも、自分一人でキャリアビジョンを明確にすることが難しいのであれば、第三者(転職エージェント)に相談するのも一つの方法ですよ。
⑦ 無料サービスを徹底的に使う
転職回数が多い人にとって、無料サービスを徹底的に活用することは、非常に重要です。
例えば、自己分析ツール、転職サイト、職業訓練校や転職エージェントなどがありますよね。
様々なツールを活用して、自分にあうものを選定しましょう。
また、具体的なスキルを身に着けたい人は、経済産業省が推進するキャリアアップ支援事業に採択されているスクールに通うのもおすすめです。
受講料の最大70%が補助され、最新のスキルを身につけることが可能ですよ。
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転職回数が多い=人生終わりではない。ポジティブに捉えよう。
繰り返しになりますが、転職回数が多いのは、決して人生の終わりではありません。
既に積み重ねた転職の回数は変えられません。ですので、それをポジティブに捉え、前に進むことが肝心ですよ。
他人と自分を比較して、不安になるのは理解できますが、それにとらわれる必要はありませんよ。
筆者自身も20代で3回の転職を経験し、その間にはフリーターとして働いた時期もありました。
その時は不安でいっぱいで…。
同期はキャリアを築いている中、自分は時給1,000円ちょっとみたいな…。
ですが、行動を続けたことで、状況は大きく好転しました。
失敗を恐れずにチャレンジし続けて、自分に合ったキャリアを見つけることができたのです。
結果が良ければすべて良し。
努力して、理想の企業に入社できれば、過去の失敗も成長の過程の一部となりますよ。
注意|即採用する企業はブラック企業の可能性が高い
転職回数が多い人が注意すべき点は、「即採用を行う企業」です。
即採用を行う企業は、ブラック企業である可能性が高いため、注意が必要です。
特に、「未経験可」「アットホーム」「やりがいあり」「入社半年で昇進可能」といったフレーズは要注意。
これらは、魅力的に感じるし、ハードルが低くく感じるかもしれません。しかし、実際にはブラックな労働のリスクがあります。
- 即採用→人手不足。応募者がしばらくきていない。
- 未経験可→誰でもOK。
- アットホーム→プライベートに踏み込んでくる。
- やりがいあり→業務過多。
- 半年で昇進→役職者が早期退職。
このように言い換えができます。(筆者経験談)
もしも、ハローワークだけを利用している場合は、求人の選別ができないため、別のサービスも活用しましょう。
例えば、転職エージェントは、業界の知識が豊富で、個々のニーズに合ったアドバイスを享受できます。
加えて、企業の内部情報は、口コミサイト(Openwork・転職会議)などで情報収集しましょう。
実際に働いた人の生の声は、企業選びの大きな手がかりになるからです。
転職を真剣に考えているなら、すぐにエージェントに登録することをおすすめします。
仕事でストレスや疲れがピークに達すると、転職を始めるエネルギーさえ失ってしまうことがあるからです。少しでも、余力があるならすぐ行動した方がよいですよ。
エージェントは、非公開求人も多く抱えているので、スタートが遅れるほど良い求人との出会いが無くなります。
さらに、利用は無料。一度相談してみる価値は十分にあります。
様子を見たいのであれば、転職サイトに登録して、就寝前にチェックするのも良いでしょう。まずは、一歩アクションを起こすことで、人生変わりますよ。
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本記事のまとめ|転職回数が多い20~30代へ。人生終わりじゃない前向きに考えよう。
- 転職回数が多くても、人生終わらない。
- 転職回数が多いのは、必要な人材と思われた証拠。
- 転職回数が多いのは、専門性が身につかず、キャリアの一貫性がなくなる。
- 採用担当者が気にする転職回数は3回目(40%)から。
- 採用担当者15%は、転職回数を気にしない。
- 他責姿勢でいるのことが1番良くない。
- 失敗を繰り返さないために、口コミサイト(Openwork・転職会議)は必須。
- エージェントに相談して進退を決めるのもあり。
転職回数が多いことは、変えられない。だから、ポジティブに言い換える必要があります。
まずは、自己分析を徹底しましょう。その際に、絶対に避けたい条件を明確することを、お忘れなく。
次は、3年以上転職しない覚悟で、企業選びする必要がありますからね。
最後に少し厳しいことを言いますが、仕事は自分から合わせる必要がありますよ。
基本的に、仕事は楽しいわけではないので、どうやって楽しむかが大事なんです。理想の職場を追求することは自由ですが、完璧を目指すのは未熟者。
理想郷を求めるあまり、現実を見失わないように注意してください。
個人的には、第三者視点(エージェント)から意見を聞くことが手っ取り早いと思いますよ。
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