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    体験談あり|第二新卒の転職は人生終了?不安を打破する転職戦略ガイド

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    ・第二新卒で転職すると、人生終了なの?
    ・新卒で入社した企業を辞めたいのだけど、転職できるかな。

    このような人に向いている内容になっています。

    筆者経歴
    • フリーランスデザイナー
    • ゲーム・IT・WEB業界で8年ほどデザイナーとして勤め、フリーランスになりました。
    • 現在はIT企業(ベンチャー)で仕事をしています。
    • 採用担当の経験あり。

    新卒時に100社以上の応募経験あり。残業100時間以上のブラック企業経験あり。今まで3回の転職、業務委託・出向・アルバイトを含めると約10社での業務経験あり。

    「第二新卒での転職は人生終了…」そんな不安を抱えていませんか?

    第二新卒での転職は、自分に合ったキャリアを見つける絶好のチャンスです。新卒時の企業選びに後悔している人は、ぜひこのチャンスをつかんでほしい。

    本記事では、第二新卒の需要や課題、成功のための戦略を詳しく解説します。

    この記事のポイント
    • 第二新卒の需要や課題がわかる。
    • 第二新卒者が、転職成功のための戦略がわかる。
    • 第二新卒の転職における注意点がわかる。
    目次

    第二新卒での転職は、人生終了なのか?

    結論、第二新卒での転職は、人生終了ではありません。

    第二新卒者は、最初の職場で培ったスキルがあり、これは新卒者にはないアドバンテージです。

    実際に、第二新卒者を積極的に採用する企業は多くあります。(この点については、後ほど詳しく紹介します。)

    むしろ、自分に合ったキャリアを見つける、絶好のチャンスと捉えるべきです。

    新卒時の自己分析だけでは、自分に最適な仕事を見つけるのは難しいものです。

    実際に働いたことで、自分の関心のある業務をより理解することができたと思います。

    たとえば、新卒時にマーケティングに興味を持った人が、次の転職でその分野に特化した企業に入り、大きなやりがいを感じることができたという事例もあります。

    20代は、人生の中でも特に重要な時期です。

    ネガティブな見方をせず、前向きな姿勢でチャレンジしていきましょう。

    第二新卒は人生終了と言われてしまう3つの理由

    ① 短期離職は再就職が大変だから

    新卒者が退職すると、多くの人が「再就職が大変」と考えています。

    しかし、これは社会的な偏見に過ぎません。

    具体的なデータを見ずに発している先入観です。

    実際のところ、新卒の離職率や再就職率について、詳しく知っている人は少ないでしょう。

    たとえば、新卒者の10%は、一年で離職します。三年で30%にも及びます。

    つまり、若手の転職は、一般的なんです。この離職率は、近年の話だけではなく、過去10年以上さかのぼっても同じ。

    これだけの離職率があるのに、再就職が大変だったら、みんな飢え死にますよ…。

    しかし、一般的な情報ではないため、「再就職は無理」「すぐ辞めた人」というレッテルが貼られやすいのです。

    長期勤続(終身雇用)を重視する古い価値観が、影響していると考えられるでしょう。

    ② 経済的に不安定なるから

    第二新卒が人生終了と言われる大きな理由の一つは、経済的な不安定さです。

    しかし、これも必ずしも正しいわけではありません。

    次の職場を決めずに、退職してしまえば経済的に苦しくはなります。

    ですが、失業保険という選択肢もありますよね。

    アルバイトや派遣を選択すれば、一時的な収入も得られます。

    短期的に収入が不安定になったり、キャリアに空白ができるのが不安ならば、在職しながら転職活動しましょう。

    そうすれば、この問題は無くなります。。

    ③ 大手企業が難しくなるから

    大手企業は、新卒採用で若手を十分確保できるので、第二新卒には厳しいです。

    これは事実。

    一部の大手企業では、ポテンシャル採用や第二新卒の採用を行っているところもあります。

    しかし、大手企業への転職は、簡単ではありません。

    たくさんの応募者の中から選ばれるには、他の人とは違う特別な経歴やスキルが必要です。

    大手企業に入れなくても、中小企業にも良い職場はたくさんありますよ。

    第二新卒とは?

    では、第二新卒について解説します。

    第二新卒という言葉は、かなり曖昧な概念です。そのため、誤った認識でいると、適切な求人に応募できなくなりますので、ご注意ください。

    ① 第二新卒の定義とは

    第二新卒とは、新卒で就職した後、数年内で転職を考える人。

    もしくは、一度職から離れて、再度転職を目指す若手求職者を指します。

    この定義は、企業や業界によって違いはあります。一般的には大学卒業後約25歳前後までの人々が該当しますが、年齢の定義はありません。

    また、短期離職した人も該当します。1ヶ月でも職歴がある時点で、新卒者ではありません。

    出典:リクルート|若手の中途採用・転職意識

    上図は、リクルートの若手の中途採用・転職意識に掲載されていた情報です。

    第二新卒を「30歳まで」と認識する企業が21.3%。「25歳まで」が23.4%となっています。

    • 高卒で社会人3年目20歳
    • 大卒で社会人2年目24歳
    • 2浪/院卒で社会人1年目28歳

    わかりづらいので、例を挙げます。上記は、全て第二新卒者になります。

    ざっくりと言えば、数年職歴のある25歳前後という認識が良いでしょう。

    ② 新卒・既卒との違い

    第二新卒学校卒業後に新卒として入社した、就業経験が数年程度の人
    25歳前後の人
    新卒3月卒業の学生
    学校を卒業・修了して、初めて社会人として働く人
    既卒卒業後に就職活動をしている状態の人
    中途就業経験のある人(第二新卒も含まれる)

    第二新卒は、新卒や既卒とは異なります。

    新卒(新卒者)は、大学や専門学校などの教育機関を卒業して、初めて社会人として働く人を指します。

    既卒(既卒者)は、卒業後に就職活動をしている状態の人を指します。

    この区別は、きちんと理解しておきましょう。

    誤った認識していると、適切じゃない求人に応募してしまったり、自分と関係のないセミナーに参加してしまうケースもあります。

    第二新卒の転職事情と需要

    つぎに、第二新卒の転職事情について解説します。

    第二新卒の需要や離職率を知ることで、安心して転職活動ができると思います。

    ① 新卒の離職率

    2020年2019年2018年
    1年目11.6%11.6%10.0%
    2年目11.3%11.4%10.6%
    3年目8.3%9.9%11.4%
    3年以内の離職31.2%32.8%32.0%
    引用:厚生労働省|新規学卒就職者の離職状況

    新社会人10人うち1人は、1年目で職を離れています。

    さらに、3年間を見れば、約30%、すなわち3人に1人が退職や転職を経験しています。

    10%は小さい数字に見えますが、大卒の内定数が10万を越えていることを考えると、1万人以上が1年目で職場を去っていることを意味します。

    一般的には、新卒1年目での転職や退職は珍しいと思われがちです。

    しかし、数字を見ると、そうとも言えません。

    データからわかるように、第二新卒で転職を考えている人は、あなただけではないですよ。

    3年以内の離職率が高い業界(2018年)
    • 宿泊業、飲食サービス業51.5%
    • 生活関連サービス業、娯楽業46.5%
    • 教育、学習支援業45.6%
    • 医療、福祉45.6%
    • 小売業37.4%

    引用:厚生労働省|新規学卒就職者の離職状況

    ② 第二新卒の転職市場について

    出典:マイナビジョブ20’s|第二新卒とは? いつまで?
    転職市場で求められているのは本当か?
    引用:マイナビ転職ノウハウ
    引用:マイナビ転職ノウハウ

    2016年の調査では、全体の半数を超える企業が「今後1年間、第二新卒者を積極的に採用したい」と回答。

    また2019年に行った別の調査では「2030年までの間で採用・人事施策に関して予想される変化」について聞いたところ、半数を超える企業が「新卒(第二新卒含む)採用を中心とした若手人材の確保」の「重要性が高まる」と回答。

    引用:マイナビ転職ノウハウ

    上記のデータは、マイナビ転職およびマイナビジョブ20’sが公開している、第二新卒に関する企業のアンケート結果です。

    約8割の企業が、第二新卒に対して、積極的な採用姿勢が見られます。

    出典:リクルートキャリア若手の中途採用・転職意識の動向

    リクルートキャリアのデータによれば、20代の転職市場が活発化しており、特に20代前半の転職者数が3.82倍に急増しています。

    また、社会人経験が1年未満の20代前半の採用を行っている企業は、全体の約78%に上ることが明らかになっています。

    日本の企業の99.7%は中小企業です。

    これらの企業では、若手を歓迎する求人が多くあります。

    確かに、大きな経験や成果がない状態では、大手企業や有名企業への就職は難しいかもしれません。

    しかし、終身雇用が終わりを迎えつつある現代において、大手企業がそこまで重要かどうかは考える余地があります。

    今一度、自分がどうなりたいかを見つめ直してみることをおすすめします。

    ③ 第二新卒を受け入れる大手・ベンチャー企業の例

    • 楽天株式会社
    • ソフトバンク株式会社
    • ヤフー株式会社
    • サイボウズ
    • サイバーエージェント
    • みずほフィナンシャルグループ

    多くの企業が、ポテンシャル採用や中途採用の枠で第二新卒者の求人をだしています。

    大企業に入るのは難しいと思いますが、第二新卒者にとっては大きなチャンスです。

    さらに、中小企業の中には、第二新卒者の採用に力を入れている企業も多く存在します。

    例えば、リクナビNEXTで検索すると、第二新卒者向けの求人が約20,000件も見つかります。

    第二新卒というステータスは、決して門前払いされるものではありません。むしろ、多くの企業が注目しています。

    第二新卒で転職するメリット

    ① 未経験の職種・業界にチャレンジできる

    第二新卒で転職する最大のメリットは、未経験の職種や業界に挑戦できることです。

    新しいスキルを身につけ、自分のキャリアの幅を広げる絶好のチャンスとなります。

    新卒時には選ばなかった、または気づかなかった分野に飛び込むことで、新たな才能や興味を発見することもできるのです。

    たとえば、筆者はWEB・DTP系の仕事を最初にしていましたが、ゲーム業界に転職し、そこではやりがいを大きく感じました。

    このように、第二新卒での転職は、自分の未知の可能性を探るチャンスです。

    ② 年収アップの可能性がある

    新卒時に低い給与で働いていた場合、転職によって年収の改善を見込むことができます。

    年収は、業界や職種によって大きく左右されるからです。

    基本収入のベースが高い業界では、新卒でも最低賃金が高いんですよ。

    出典:ONE CAREER PLUS

    上図は、ONE CAREER PLUSの若手・第二新卒の転職データです。

    このデータには1,100件以上のケースが含まれており、その中で約35%の第二新卒者が転職後に年収が上昇しています。

    一方で、22%は年収が下がり、残りの43%は年収に変動がなかったとのことです。

    つまり、78%が転職による年収低下のリスクを、回避しています。

    しかし、経験が浅いうちに、お金だけを目的に転職することはおすすめしません。

    短期的な利益よりも、長期的なキャリアの展望を重視することが大切です。

    ③ ミスマッチを回避しやすい

    第二新卒の転職は、次の職場でのミスマッチを避けやすいです。

    最初の職場での経験があるため、自分に合った職場環境や仕事内容について理解が深まっているためです。

    何が自分に合っているか、または合っていないかを体験することで、次の転職時により適切な選択ができるようになります。

    たとえば、業務内容・労働時間に不満を覚えたならば、そこを解消するだけです。ただし、人間関係・上司ガチャは、転職で悪化する可能性もあるので、ご注意ください。

    このように、最適な職場を見つけるための、有効なステップとなります。

    ④ 第二新卒には需要がある

    先にも述べましたが、第二新卒者は、転職市場で需要が高いです。

    マイナビ20’sの記事によると、約8割の企業が第二新卒の採用に「積極的」と回答しています。これは、第二新卒者が持つ特性が、企業にとって魅力的であるためです。

    • 柔軟性があり、企業の風土になじみやすい。
    • ポテンシャルがある。
    • 社会人としてのビジネスマナーがある。
    • ミスマッチの可能性が低い。

    上記のような点が、企業にとって魅力的であるため、多くのチャンスがあります。

    ⑤ 転職自体の経験値が貯まる

    第二新卒で転職を経験することは、単にキャリアチェンジするだけではなく、転職そのものの経験を積む機会にもなります。

    転職は、自分のキャリアを形成する上で重要なプロセスの一つです。

    無理に転職をする必要はありませんが、若いうちに様々な職場を経験することは、視野を広げ、将来の可能性を広げることに役立ちます。

    ルーチン化する日常に満足するよりも、新しいことを経験しないとあっという間に30代となり、転職しづらくなりますよ。

    また、30代になって転職未経験だと、自己分析の重要性や企業選びの方法などに困惑しますよ。

    第二新卒のアドバンテージ

    つぎに、第二新卒のアドバンテージについて解説します。第二新卒のメリットとは異なる、優位性を理解しておきましょう。

    ① 新卒よりも教育コストが少ない

    第二新卒は、新卒者と比べて教育コストが少ないと言われています。

    新卒者の場合、社会人としての基本やビジネスマナーから教える必要があるため、相応の時間とコストがかかるからです。

    しかし、第二新卒者は、一定期間の職務経験を持っているため、ビジネススキルや職場での振る舞い方は身についていることが多いのです。

    ② 新卒枠の穴を埋められる

    先述したデータでもわかるように、新卒社員の約30%が、3年以内に離職します。

    このような状況になれば、企業は人員不足。

    つまり、新卒が抜けた穴を埋めるために、第二新卒を採用します。

    また、新卒採用での定員割れの問題もあります。

    大半の中小企業では、新卒採用の定員を満たせません。そのため、第二新卒者が重宝されます。

    ③ 早期入社が可能

    新卒採用の場合、特定の時期(4月)に、一斉に迎え入れます。

    しかし、第二新卒者の場合は、そのような制約がありません。企業のニーズに応じて、入社時期を設定できます。

    例えば、迅速に人員補充が必要になった場合、第二新卒者を採用し、すぐに業務に就かせることが可能です。

    人生終了を避ける|第二新卒で注意すべきコト

    ① 短期離職を繰り返さないこと

    第二新卒の転職で最も注意すべき点は、「短期離職を繰り返さないこと」です。

    一度転職を経験すると、そのハードルが下がり、繰り返し転職をしてしまう人がいます。

    これは一部の人に見られる傾向ですが、注意が必要です。

    短期で転職を繰り返せば、「逃げ癖がある人」「無責任な人」「すぐ辞める人」というレッテルを貼られるリスクがあります。

    そうなると、自分のキャリアに大きな影響を与えてしまいます。

    特に、第二新卒を採用する企業は、短期離職を最も恐れています。

    企業側から見れば、採用にかかったコストが水の泡になるからです。

    採用にかかる費用は、状況にもよりますが、10~20万円という小額ではありません。

    100万円以上かかると認識してください。

    ② 徹底した自己分析で妥協しないこと

    転職を繰り返さないためにも、自分自身を深く理解しましょう。

    まず、「何の条件が必要なのか」「何の条件が嫌なのか」を定義化する必要があります。

    今の仕事での不満点をリスト化したり、将来のビジョンを具体的にするのも良いでしょう。

    理想を書き出すことも、有効です。

    職場には完璧な理想郷は存在しませんが、近づける努力はできますよね。

    転職活動は、相応の体力と時間を要するプロセスです。

    特に貴重な20代の時間を有効に使うためにも、自己分析は徹底して行うべきです。時間はいくらかけても良いと思います。

    面倒だなと思うのであれば、自己分析用のアプリなどを利用すれば、3分程度で可能です。

    自分の知らない業界なども知れるので、ぜひ試してみてください。

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    ③ 転職エージェント・口コミサイトは利用すること

    第二新卒は、中途や新卒でもない、ある意味で微妙な立ち位置にいます。

    そのため、転職サイトだけでは情報が限られており、判断が難しいことが多いです。

    たとえば、特化型の転職エージェントを利用することで、自分のスキルや経験に合った求人を紹介してもらえます。

    自分一人で探すよりも、質の良い非公開求人にアクセスすることができますよ。

    また、ブラック企業を徹底排除したエージェントもあるので、活用して損はありません。

    加えて、口コミサイト(OpenWork・転職会議)を活用することも重要です。

    求人情報だけではわからない、企業の内情や実際の職場環境を知ることができます。

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    体験談|第二新卒の転職でよく言われたこと

    ① 隣の芝生は青く見える

    転職の相談をした際、よく耳にするのが「隣の芝生は青く見える」という言葉です。

    この言葉は、上司が転職を引き留めるために使う典型的なフレーズのようで、ただの都合の良い言葉です。

    筆者が実際に転職を決断したところ、隣の芝生は実際に青かったんですよね。

    そもそも転職をしなければ、その真意なんてわかりません。

    例えば、ブラック企業とホワイト企業を比較すれば、後者の方が明らかに環境が良いのは明確。

    筆者は、転職によって新しい環境で仕事ができ、自分に合った職場を見つけることができました。

    上司の言う「隣の芝生は青く見える」というのは、想像だけで言っているに過ぎないのです。

    後日談でわかったことですが、実際のその言葉を使った上司は、転職経験が無かったようです…。

    ② 最低でも3年勤めるべき

    転職の相談をした際、よく耳にするのが「3年は勤めろ」という意見です。

    筆者は、この考え方には否定的です。

    3年勤めることはあくまで目安であり、絶対条件ではありません。

    確かに3年間勤めれば、現在の業務の全体を理解し、転職もしやすくなるかもしれません。

    しかし、成長できない環境に3年間勤め続けることは、逆にリスクになり得ます。

    なぜなら、貴重な20代の時間を無駄にしてしまうからです。

    20代の3年間は、非常に貴重です。

    また、長く同じ職場に留まることで、現在の職業でのキャリアが固定化されるリスクがあります。

    キャリアが固定されれば、新たなチャレンジがしにくくなるでしょう。

    また、3年間勤めた結果、身体を壊してしまったら、長期的に見て不都合しかないでしょう。

    筆者も親や上司、大学教授にこの言葉を言われました…。一種の呪縛ですよねこの言葉。

    体験談|人生終了だったのか?筆者の第二新卒での転職活動について

    筆者の過去について、少し触れさせていただきます。(もし興味がなければ、飛ばしてください。)

    筆者は、第二新卒の時に転職活動を経験しました。

    経歴としては、最初の会社を1年3ヶ月で辞めた後、体調不良もあってアルバイトをしながら、自分に合った業界を探していました。

    正直経歴はズタボロで、人生終了と言われてもしょうがない状態でした。

    退職1年半後に、第二新卒として転職活動を開始。

    その際の書類選考の通過率は50%程度。大手や有名企業は難しく、門前払い状態。

    中小企業ならば、高確率で書類通過しました。

    1つ感じたのは、新卒採用に比べてハードルが低いこと。

    グループ面接やエントリーシートの提出などがなく、書類提出や面接のプロセスもシンプルだったからです。

    また、面接時の質問は、「転職理由・退職理由・フリーター期間中の活動状況・できること・将来のビジョン」がメインでした。

    そのため、一度対策をしてしまえば、難しくありません。

    意地悪な質問も少なく、ストレスを感じませんでした。

    反省点として、転職エージェントや口コミサイトをもっと活用すべきだったと思っています。

    エージェントの利用を軽視していたため、求人の選択肢を増やすという意味でも、すごく大事です。

    ① 第二新卒の転職は在職中ならおすすめ

    第二新卒の転職は、在職中に行うことをおすすめします。

    軽はずみに退職してからの転職活動は、あまり良い方法ではありません。

    確かに、第二新卒の転職活動は、新卒時ほどのストレスは少ないかもしれませんが、それでも大変。

    第二新卒や未経験者を歓迎している企業はたくさんあれど、ブラック企業や問題を抱えている企業も少なくありません。

    特に、良い企業を見極めるのは大変です。

    筆者自身、ブラック企業での勤務が原因で体調を崩し、退職を選ぶことになりました。

    本当は在職中に転職活動をしたかったのですが、有給休暇すら取れないため、ほぼ不可能な状況でした。

    現職に不満がある場合は、すぐに退職や転職を考えるのではなく、まずは職場内で解決策を探してみることが大切です。

    転職は、一つの選択肢に過ぎず、必ず最良の解決策ではありません。

    ② 後悔しない道を選択する方が良い

    筆者自身、第二新卒で転職して後悔はありません。

    心の底から言える。全くない。

    行動したことで、経験になるし、その意味を実感できますからね。

    たとえ失敗してしまっても、その後成功すればOK。失敗はただの過程になります。

    最後が良ければ、すべて良しなんですよ。

    仕事は、人生の大半を費やします。

    そこに不満を抱えながら生きていくのは、後悔しか残りません。

    人生は一度きりしかないんですよ。

    尊敬できない上司と毎日顔を合わせるのはストレスですよね。未だにパワハラ気味の人もたくさんいるし。

    また、若さってめちゃくちゃ大きなアドバンテージです。

    正直なところ、低リスクでチャレンジできるのって20代だけなんですよ。

    失敗しても取り返しがつきます。

    月日を重ねれば家族ができたりして、どんどん安定した選択肢しかとれません。

    筆者の知り合いにも、ずっと仕事に文句を言いながら働いている人はいます。

    転職をすすめても、「スキルが…」「経験が…」と言い訳ばかり。そのままズルズル5年以上働いていました。

    「20代のうちに行動できるかどうか」が、人生において本当に大事。

    第二新卒で人生終了を避けるには、エージェントが必須。

    先にも述べましたが、第二新卒の転職は、エージェントは必須です。

    エージェントは、スキルや経験に合った求人を紹介してくれて、履歴書の書き方や面接対策など、具体的なサポートを享受できます。

    • 求人の選定が難しい。
    • 非公開求人が見れない。
    • 未経験・第二新卒歓迎求人は、ブラック率が高い。
    • 伸びている転職市場がわからない。
    • 口コミサイトでも中小企業の情報は少ない。
    • 面接で落ちてもフィードバックが無いから改善が難しい。

    利用しないと、上記のような状況に陥りますよ。

    転職を考えているなら、早めの登録をおすすめします。

    ストレスや疲れがピークに達すると、転職を始めるエネルギーさえ失ってしまうことがあるからです。

    非公開求人も多く抱えているので、スタートが遅れるほど良い求人との出会いが無くなります。

    さらに、転職エージェントの利用は無料。

    一度相談してみる価値は十分にあります。

    また、ブラック企業を排除して求人を紹介するエージェントもあるので、その点が不安な人はぜひご利用ください。

    正直なところ、社会人経験の浅い人が、1人で求人を探してもロクな目に遭いません。(筆者はドブラックを引き当てました。皆さんは本当に注意してください。)

    大手エージェントの場合、門前払いされる可能性があるので、第二新卒特化型が基本的におすすめです。

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    本記事のまとめ|第二新卒の転職は人生終了じゃない。成功へ向けて一歩踏み出そう。

    本記事のまとめ
    • 第二新卒で転職・退職しても、人生終了ではない。
    • 新社会人10人うち1人は、1年目で職を離れている。
    • 約8割の企業が、第二新卒に対しては積極的な採用姿勢である。
    • 第二新卒の懸念点は、短期離職・逃げ癖。
    • 短期離職の不安を払拭できるような、面接時の回答が必要。
    • 新卒よりも教育コストが少ない点がアドバンテージ。
    • 若いというだけで、大きなアドバンテージ。
    • 20代は失敗しても、取り返せる。
    • エージェントに相談して進退を決めるのもあり。

    第二新卒の転職・退職は、人生終了ではありません。

    重要なのは、次の転職では3年以上勤める覚悟で、職場を慎重に選ぶこと。

    さまざまなツールを活用して、自己分析を徹底し、それに合った職場を選ぶことが幸福に繋がります。

    また、「最低3年は勤めるべき」という言葉は、経験を積むには重要ではあるが、絶対ではありません。

    状況に応じた判断が必要ということ。

    第二新卒の転職は、新しいスキルや視野を広げる絶好のチャンスです。

    20代の時間は、非常に貴重。機会損失を減らすためにも、今すぐ行動をしましょう。

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