就活失敗してしまった。人生終わりだ。どうしよう。
このような人に向いている内容になっています。
- フリーランスデザイナー
- ゲーム・IT・WEB業界で8年ほどデザイナーとして勤め、フリーランスになりました。
- 現在はIT企業(ベンチャー)で仕事をしています。
- 採用担当の経験あり。
就活に失敗し”もうダメだ…”と思っていませんか?
心が折れそうになるのは、非常に共感できます。かつての筆者も同じでした。しかし、”就活失敗”イコール”人生の終わり”ではありません。
本記事では、就活に失敗した筆者だからこそ感じた悩み、そして、既卒として就職成功した具体的な戦略を紹介します。
就活に失敗しても、そこから学んで行動すれば、誰でも成功できるので、ご安心ください。
- 就活失敗しても人生が終わらないことがわかる。
- 就活失敗状態から抜け出した戦略がわかる。
就活失敗は人生終わりではない
結論から言うと、就活失敗しても人生終わりではありません。
就活に失敗すると、絶望感を感じますよね。「全くうまくいかない、もうダメだ」と感じることもあるでしょう。
筆者自身も就活失敗した経験、既卒となり就職浪人を経験したこともあります。
そのため、その気持ちはよく理解できます。
しかし、今振り返ると、就活に失敗したということは、実は企業をじっくりと選ぶチャンスなんですよ。
新卒採用は、プレッシャーが強く、卒業までに内定を得ることが、まるで義務のように感じられます。
正直、受験並みに怖いですよね。
このプレッシャーによる焦りが原因で、自己分析が甘くなり、自分に合った企業選びが難しくなることもあります。
その結果、せっかく入社しても10%の人が、1年以内に早期退職します。
筆者の知り合いの中にも、ネームバリューのある大手や有名企業に入社した後、1年ほどで転職を選んだ人は多いです。
大手や有名企業の福利厚生が充実しているのは魅力的ですが、一方でハードワークを強いられることも珍しくありません。
就活に失敗することで、自分のペースで再スタートを切ることが可能です。そして、自分に合ったキャリアについて、深く考える機会を得られます。
大切なのは、単に内定を得ることではありません。自分に合った成長できる企業から内定をもらい、長期的に働くことです。
これがキャリアにおいて、最も効率的です。
就活失敗は、一時的な挫折に過ぎません。長い人生の中で、この経験は自己成長の糧となり、より良い未来への一歩を踏み出す助けになるでしょう。
自分だけじゃない!就職しない人の割合・理由
① 大卒で就職できない人は約10%
区分 | 卒業者 | 就職者 | 進学でも就職でもないことが明らかな者 |
---|---|---|---|
令和4年3月 | 590,137 | 439,683 (74.5%) | 55,286 (9.4%) |
令和3年3月 | 583,518 | 432,790 (74.2%) | 56,228 (9.6%) |
令和2年3月 | 573,947 | 446,082 (77.7%) | 40,809 (7.1%) |
実際、多くの卒業生が、就職できない状況です。
文部科学省の令和4年度学校基本調査のデータによると、新卒者の約10%が様々な理由で就職できていないと報告されています。
就職活動において挫折味わった人は、自分だけではありませんよ。
② 就職しなかった人の理由
上記、Re就活の就職・転職アンケート結果です。「就職活動がうまくいかなかった」「本当にやりたい仕事を探していた」が大きな割合を占めています。
「就職以外の道を考えていた」は12.4%。その理由は、多岐にわたるでしょう。
- 公務員を目指す
- 家業を継ぐ
- 起業する
一部の人々は、個人的な事情により、就職活動を行えない状況もあるでしょう。
就活失敗した人とは?
就活に失敗した人は、様々なパターンが考えられます。これらの状況を理解すれば、乗り越える方法を探ることができますよ。
① 卒業までに内定がもらえなかった人
就活を頑張ったのに、卒業までに内定がもらえなかった場合、一般的に就活に失敗した人と見なされます。
しかし、決して珍しいことではありません。
先にも触れたように、全体の約10%の学生がこの状況に該当します。しかし、これを単純に失敗と捉えるのは早計。
重要なのは、この経験から何を学び、どう改善するかです。
同じ状況を繰り返さないためには、振り返りをすることが非常に重要となります。
たとえば、応募した企業は身の丈に合っていたか、面接でどのような質問が苦手だったか、自己PRは十分に伝わったかなど、具体的な反省点を見つけ出して、対策を考えましょう。
② 希望する企業に入社できなかった
多くの学生が、希望する企業・業界を目指して、就活に励みます。
残念ながらすべての人が、希望通りの結果を得るわけではありません。
その結果、「就活に失敗した」と捉える人もいるでしょう。
しかし、希望の企業に入れなかったことは、失敗ではありません。
他の企業であっても、自分のスキルや経験を活かせる場所は、数多く存在します。
③ 希望の部署・配属ではなかった
多くの人が、自分のキャリアに合った部署・地域で働きたいと考えています。
しかし、希望通りにならないことも少なくありません。
希望の部署に配属されないと、「企業選びに失敗したかな」と思うことは確かです。
しかし、これをポジティブに捉えることも大切です。
たとえ、自分の希望と異なる場合、そこで学べる新しいスキルや知識があるはずです。
例えば、営業部門に配属された場合、コミュニケーション能力や交渉術など、他の部署では得られない貴重な経験を積むことができるでしょう。
しかし、これにも例外があります。
筆者の知人は、東京希望だったのですが、営業職で地方配属されました。しかも、業務内容は、工事現場の立会だったこともあり、1年経たずに退職しました。
このようにスキルが全く身に付かない配属の場合は、損切りするのも1つの手です。
④ 適当に内容承諾しブラック企業に当たった
卒業までにどうしても内定を得たいという焦りから、企業の実態を十分に調べずに内定を受け入れてしまうことがあります。
その結果、「就活失敗したわ…。」と後悔するのです。
このような状況は、特に新卒採用に見られがち。
例えば、筆者の知り合いは、比較的有名なデザイン事務所から内定を得ましたが、入社後にパワハラに遭遇しました。
また、筆者の姉は、ネームバリューのある大手企業に勤めていましたが、月150時間を超える残業という、非常に厳しい労働環境でした。
有名企業であっても、パワハラが酷かったり、ハードワークである可能性は十分にあるのです。
重要なのは、ネームバリューだけでなく、労働環境や社風などをしっかりと調査し、自分に合った職場を見極めることです。
ブラック企業は、口コミサイトやエージェントを活用すれば避けられる可能性が高まります。ぜひ検討してみてください。
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就活失敗は人生は終わりではない理由5選
就活に失敗したからといって、人生が終わるわけではありません。ここでは、就活失敗が人生の終わりでない理由を解説します。
① 既卒でも就職はできるから
筆者自身の経験や知人の例を見ても、既卒になった人々も就職は可能です。
たとえば、筆者の知人の中には、大学を中退してしまった人もいますが、職場を見つけて今は映像ディレクターとして働いています。
確かに、新卒としての優位性は、失われるでしょう。
新卒カードが無くなることで、有名企業や大手企業へのエントリーが不可になる可能性はあります。
しかし、有名企業や大手企業だけが、人生の全てではありません。
就職市場には、既卒にも多くのチャンスがあります。
重要なのは、新卒で受かることよりも、自分のスキルや経験を活かせて、成長できる職場に入社することです。
② アルバイト・派遣社員でも生きていけるから
既卒なれば、お金周りが厳しい状況になりますが、アルバイトや派遣社員として生活を支えることは十分可能です。
筆者自身も、就職浪人中にはアルバイトで生計を立てていました。
また、派遣社員として働くことは、正社員への道を開くチャンスにもなり得ます。
実際に、派遣社員から正社員に登用されるケースは少なくありません。
また、アルバイトや派遣は、様々な職種や業界を経験することができるため、自分に合った仕事を模索するための貴重な経験となります。
これらの仕事を通じて、新たなスキルを身につけたり、人脈を広げたりすることも可能です。
要するに何とかなる。
③ 若さは大きなアドバンテージだから
若さは、アドバンテージです。
若いというだけで、可能性に満ちていると見なされることが多いんですよ。
新しいことに挑戦できる柔軟性や、成長の余地が大きいという点で、企業にとって魅力的な人材となります。
例えば、中途採用の場合、実力・経歴・人柄で評価されます。しかし、20代であれば、実力・経歴が足りなくても、若さだけでカバーできるんですよ。
面接でのミスも、若さがあれば多めに見てもらえます。
例えば、面接で緊張してうまく話せなかったり、経験が浅いために答えに詰まったりすることがあるでしょう。それでも、「これから成長する余地がある」と考えられることが多いのです。
若ければ、新しいことを学ぶ能力も高く、キャリアの方向転換も容易です。
たとえ就活に失敗しても、時間を味方につけることができます。
④ 専門学校・スクールで学び直せるから
20代であれば、新たな分野での学び直しに時間を割くことが可能です。
これは、自分のキャリアを再構築する、チャンスとなり得ます。
例えば、筆者の知り合いの中には、一般大学を卒業後、専門学校に進学して3Dデザイナーになった人がいます。
また、就職後に職業訓練校に通い、全く異なる職種に転身した人もいます。
これらの例からもわかるように、学び直しは新たなキャリアへの道を開く可能性を秘めています。
⑤ 人生長いから
人生は長いです。
就活での一時的な失敗は、長い人生の中で小さな出来事に過ぎません。
周囲から1~2年の遅れたとしても、長い人生から考えれば全然巻き返せます。
周囲と比較して劣等感を感じるかもしれませんが、焦らず自分のペースで進めることが重要です。
長年働いてきた経験から言えることは、成果を出したりスキルを向上させることも大切ですが、それ以上に、自分が働きやすい環境を見つけることが幸福につながります。
ホワイト企業を見つけ、自分のやりたいことを追求することが、長期的なキャリアの充実・幸福に繋がるのです。
採用担当者は就活失敗(既卒)を気にするのか?
就活失敗が、採用担当者にどのように映るのかは、多くの人が気にするポイントでしょう。筆者も採用担当者の経験があるので、その辺りを解説します。
結果ではなく過程や行動が見られる
採用担当者が、就職失敗(既卒)をどう見ているかというと、「卒業後の期間に何をしているか」「なぜ就活を失敗したのか」この2点です。
既卒は事実上の無職期間となりますが、面接では「無職期間の行動について」の質問が非常に多くなります。
筆者が就職浪人だった時も、面接でよく「就職浪人中は何をしているのか」という質問を受けました。
この期間に、自堕落な生活を送っていた場合、かなり不利に働くでしょう。
逆に、アルバイトをしたり、資格を取得したりといった、自分のスキルアップにつながる活動をしていた場合、それはプラスに評価されることが多い。
採用担当者は、就活失敗したこと自体は気にしていません。失敗なんて誰にでもありますからね。
それよりも、就職浪人中の成長意欲を見極めようとします。
自分のキャリアにプラスとなる活動をしていたかが、就職活動の成功に大きく影響するのです。
また、就活に失敗したことに対しても、「振り返りをして学びを得たか」など、きちんと反省と改善しているかが評価の対象となります。
失敗から得た経験や教訓を上手く伝えることが、重要ですよ。
就活失敗すると起きるリスク5選
就活に失敗すると、様々なリスクやデメリットが生じます。これらをきちんと理解して、対策することが重要です。
① 希望する企業へのエントリーができなくなる
就活に失敗すると、希望する企業へのエントリーができなくなる可能性があります。
一部の企業では、新卒採用に加えて、既卒者も受け入れる場合もあります。
しかし、全ての企業が、既卒者のエントリーを受け入れているわけではありません。
企業によりけり。
したがって、既卒者として再エントリーする際には、企業の採用方針を事前に調べることが重要です。
② 人生の遅れ、社会的な孤独を感じる
就活に失敗すると、つい同年代の友人と比較してしまいます。
自分だけが取り残されているような孤独感や焦りを感じることもしばしば。
これが、自信の喪失や孤立感を感じる原因となるんですよ。
「社会に必要とされてないわ」「人生行き遅れてるわ」など、筆者もめちゃくちゃ落ち込みましたよ。
特に、SNSなどで友人たちの就職の様子を目にすると、まじできつい。
③ 経済的な問題が起きる
就活が長引くと、生活費や活動資金の面で経済的に苦しくなります。
特に、アルバイトをしながら就職活動を行う場合、安定した収入を得ることが難しくなるでしょう。
このような状況では、生活費の節約・見直しが必要になります。
また、就職活動にかかる費用(交通費、面接の服装など)も考慮することも必要。
長期間にわたる就職活動は、貯蓄へのダメージにもなりますよね。
④ 自己評価が低下し自信喪失する
就活が上手くいかないと、自分の能力や価値に疑問を持ち始めることがあります。
これはお祈りメール連発によって、自己肯定感が激減することが原因です。
何度も面接で落ち続ければ、「自分には何か欠けているのではないか」と感じるようになります。
最後に、自信を失い、精神的に参ることも…。
⑤ 就職活動の疲労感で諦めてしまう
長期間にわたる就活は、精神的にきつく、諦めたくなるほどのしんどさです。
例えば、何十社もの企業に応募しても、一向に内定が得られないことはよくあるケースです。
このような状況だと、自分の努力が報われないと感じ、就活のモチベーションが維持できません…。
最終的には諦めてしまう原因となることがあります。あまりにも上手くいかない場合は、リフレッシュしましょう。
就活失敗する人の特徴
筆者自身の経験を振り返ったり、就活に失敗していた周囲を見渡すと、いくつかの共通した特徴があります。これらを解説します。
① 大手に固執している
就活失敗する人の特徴で、「大手企業に固執する」という傾向があります。
これはいわゆる「大手病」とも言われ、多くの就活生が陥りがちな罠です。
確かに、ネームバリューのある大手企業に入社できれば多くのメリットがあります。しかし、大手企業の選考には、リスクも伴います。
大手企業の選考過程は非常に長く、まるでオーディションのような状況になることが多い。
また、競争率が非常に高く、運の要素が強く影響します。
つまり、時間的なリスクが高くなり、他の選択肢への時間が失われます。
大手企業に固執することで、中小企業など、他にも多くの良い企業を見逃してしまうリスクが高くなるんですよ。
② 職種に固執する
自分がなりたいと思う職種に対して情熱を持ち、それに向けて努力することは素晴らしいことです。
しかし、あまりにも一つの職種に固執しすぎると、状況は改善されません。
筆者の経験を例に挙げると、家庭用ゲームのデザイン職にこだわり続けた結果、多くのチャンスを逃してしまいました。
このように、一つの職種に固執することで、他の可能性を見落としてしまうリスクがあるのです。
職種を少し変えてみたり、視野を広げてみることも一つの手段ですよ。
③ 振り返りや改善をしない
振り返りや改善は、非常に重要なポイントです。絶対に行うべき。
就活で上手くいかなかった理由を表にまとめることで、自分の弱点や改善点が明確になります。
就職活動は、なぜ落ちたのかが分かりにくいものです。
面接やエントリーシートでの失敗点や話した内容を記録しておくだけでも、状況は大きく変わります。
例えば、面接でどのような質問に対して答えに詰まったのか、どのような表現が伝わりにくかったのかを分析することが有効です。
振り返りを行うことで、次の就職活動に向けて、具体的な改善策を立てることが可能になります。
④ 目的を持たない
就活において、目的がなければ、方向性を見失います。
自分が何のために就活して何を目指しているのか、という明確な指針が必要です。
目的が不明確な状態で就活を行うと、応募する企業が散漫になってしまい、自分に合った職場を見つけることが難しくなります。
また、面接での志望動機が弱くなり、自分の強みや熱意を伝えきれないこともあるでしょう。
自分が将来どのような仕事をしていたいのか、どのようなスキルを身につけたいのかを明確にしておきましょう。
方向を絞れば、目指すべき企業や職種が見えてきますよ。
⑤ 夢ばかり抱く
「夢ばかり描いている人」は、企業側から敬遠されがちです。
理由として、入社後に現実とのギャップを感じて、転職してしまうリスクがあるからです。
面接では、業界や職種の良い面だけでなく、悪い側面を理解していることも伝えることが大切です。
例えば、ゲーム業界ではリリース直前に長時間労働になります。このような情報を事前に知り、それでもその業界で働く意志があることを面接で伝えることで、企業側はあなたの真剣さを感じ取ることができます。
「ゲームを作ってユーザーに夢や希望を与えたい」だけだと、自分本位すぎてダメということ。
業界や職種のリアルな側面を理解し、それを受け入れる姿勢を見せることで、企業側はあなたをより信頼し、採用を検討する可能性が高まります。
実際に働くと、業界や職種のデメリットは想像の10倍感じます。
頭では理解できていたけど、実際に体験すると地獄だなって思う事なんてしょっちゅうですよ。
ですが、職場に理想郷は絶対になくて、自分から合わせに行くしかありません。この点をどれだけ真剣に伝えるかが大事。
⑥ 一人で抱え込む
就職活動において、第三者の視点は非常に重要です。
一人で抱え込むと、自分の考えに偏りがちで、客観的な判断が難しくなります。
恥ずかしいと感じるかもしれませんが、就職エージェントの利用や、キャリアカウンセラーなどの外部の意見を求めることが有効です。
自己PRや志望動機の添削を行い、より良い内容に仕上げる手助けをしてくれます。
例えば、自己PRが抽象的すぎる場合や、志望動機が企業のニーズと合っていない場合、第三者からのフィードバックによって、より魅力的な内容に改善することができますからね。
エージェントは、中途の人でもめちゃくちゃ利用するので、使わない理由はないですよ。
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就活失敗者の戦略|① 中小企業にフォーカスする
では、筆者が就活に失敗した時に立てた、打開策を解説していきます。まずは、中小企業にフォーカスしましょう。
理由① 人の流動性の高いから
中小企業は人の流動性が比較的高いため、未経験者でも内定を得やすい環境です。
大手企業で1人離職するよりも、中小企業で1人離職する方が人材募集の緊急性が高くなりますよね。つまり、中小企業の方が、未経験者を受け入れる可能性が高いんですよ。
特に、既卒にとっては、中小企業は大きなチャンスとなり得ます。
理由② 企業が多いから
日本の企業の98%以上が、中小企業です。
つまり、1%以下の大手企業を狙うよりも、はるかに現実的です。
大手企業はネームバリューや待遇の良さから、多くの就活生に注目されますが、競争率が非常に高い。
一方で、中小企業は数が多く、様々な業種や職種があります。自分のスキルや興味に合った企業を見つけやすくなります。
例えば、特定の分野に強みを持つ中小企業や、独自の事業展開をしている企業など、大手では経験できないような仕事に出会える可能性があります。
また、中小企業では、一人ひとりの業務が会社に大きな影響を与えるため、やりがいを感じやすい環境が多いです。
理由③ 採用に関わる人数が少ないから
中小企業では、採用に関わる人数が少ないです。
そのため、数人の採用担当者を納得させるだけで、内定を得ることができます。
大手企業のように、多くの選考を踏む必要がなく、時間的にも効率的です。
中小企業の選考過程は比較的短く、直接的なコミュニケーションが多いため、自分の強みや人柄をアピールしやすい環境でもあります。
理由④ 倍率が低いから
大手企業の選考は、競争率が高く、内定を得ることは容易ではありません。
一方で、中小企業では応募者数が比較的少ないため、それに比例して採用される確率が高くなります。
また、中小企業は、新卒を確保できないことが非常に多い。そのため、既卒や第二新卒に目を向けて採用活動していることもあるんですよ。
理由⑤ やる気を評価してくれるから
中小企業では、応募者の経験やスキルだけでなく、やる気を評価してくれる傾向があります。
これは、中小企業では、従業員個々のやる気が企業に影響を与えやすい環境であるからです。
例えば、未経験の分野に挑戦したいという強い意志を持っている人や、特定の業界で働くことに情熱を持っている人は、中小企業にとって魅力的な候補となります。
新しい環境で積極的に学び、成長する可能性が高いと評価されることが多いからですね。
就活失敗者の戦略|② 会社の探し方を変える
筆者が就活失敗した理由は、大きくこの点にあります。従来の方法に固執せず、新しいアプローチを試すことが非常に重要です。
方法① 就活サイトのみはNG
就活サイトは便利ですが、それだけに頼ると限られた情報しか得られません。
多くの場合、サイトには大手企業や一般的な求人が多く掲載されており、自分に合った求人を見逃す可能性があります。
就活サイトだけでなく、キャリアセンター、業界イベント、セミナーなど、他のリソースも活用することが大切です。
直接企業の担当者と話す機会があり、企業文化や職場環境について深く理解することができますよ。
方法② 就職エージェントを活用する
転職エージェント | 転職サイト | |
---|---|---|
求人調査 | エージェントが紹介してくれる | 自分で求人検索・直接応募 |
非公開求人 | 非公開求人あり 企業の人事とのパイプラインがある | 非公開求人は見れない |
応募書類 | 客観視して添削してもらえる | 自分で分析し添削する |
面接 | エージェントが日程調整してくれる | 自分で管理する |
企業情報 | 企業の内情がわかる | WEB上から把握 |
待遇の交渉 | 給与交渉もしてもらえる | 給与交渉は自分で頑張る |
ポートフォリオ | 客観視して添削してもらえる | 自分で分析し添削 |
面接 | 不採用のフィードバックがある | 不採用の理由がわからない |
ブラック企業の確率 | かなり低い | 高くなる |
エージェントの利用を検討しましょう。
筆者自身、エージェントを利用しなかった結果、ひどい目にありました。
エージェントを利用しないと、求人調査に多くの時間がかかります。
また、市場の状況が把握しにくく、どの企業が自分に合っているのか判断が難しくなるでしょう。
さらに、面接のフィードバックがもらえず、自己改善の機会を逃してしまうこともあります。
書類作成においても、適切なアドバイスが得られず、内容がイマイチになることも。
エージェントを活用することで、これらの問題を解決できます。
エージェントは、市場の最新情報から、自分に合った求人を紹介してくれます。
また、書類の添削や面接対策など、具体的なアドバイスを受けることができ、就職活動を効率的に進めることが可能です。
ブラック企業を排除したサービスも多く、かなりリスクを減らすことができます。
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方法③ 口コミサイトを活用する
口コミサイト(Openwork・転職会議)は、いわゆる暴露サイトです。
実際にその企業で働いている、あるいは働いていた人々のコメントを見ることできる貴重な情報源となります。
企業の公式情報だけでは得られない、職場の雰囲気や実際の業務内容、福利厚生の詳細など、働く上で重要な情報を得ることができます。
ブラック企業やミスマッチを避けるためには、必須サービスとなります。
就活失敗者の戦略|③ 雇用形態を選ばない(非おすすめ)
就活に失敗した時の対応策として、雇用形態(契約社員・派遣社員・アルバイト)を選ばないという方法があります。
しかし、これは決しておすすめできる戦略ではありません。
雇用形態にこだわらないことで、企業側のハードルを下げ入社しやすくできます。
しかし、短期的な解決にはなりますが、長期的なキャリアで考えるとリスキー。
例えば、正社員登用を見込んで派遣やアルバイトからスタートしても、正社員への登用が確約されているわけではないんですよ。
また、この方法は、企業側とのミスマッチの防ぐために用いられることがあります。
どうしても入りたい業界や企業がある場合、派遣やアルバイトからスタートすることで、業界や企業の雰囲気を知る良い機会になります。
筆者も第二新卒の時に、アルバイトで業界の選定を行いました。
どちらにせよリスクが伴うので、キャリアプランを立てる際には慎重な検討が必要です。
就活失敗者の戦略|④採用されやすい人の特徴を理解する
採用されやすい人には、特徴があります。これらの特徴を理解し、自身の就活戦略に取り入れることで、成功率を高めることができます。
① 素直・ポジティブ・謙虚な姿勢
非常に重要なのが「素直・ポジティブ・謙虚な姿勢」です。
これは、人に好かれやすく、企業側が育てやすいと感じる要素です。特に新卒や既卒の場合、実力よりもこうした姿勢が重宝されます。
なぜかと言うと、新卒や既卒を戦力として求めていないからです。
企業側は、教えたことを素直に受け入れ、実践できる人材を求めています。
また、職場環境を乱さない謙虚さがあり、困難な状況でもポジティブな人は、企業にとって魅力的な特性となります。
例えば、面接で”失敗経験”について尋ねられた際、失敗を他責にせずに自責姿勢にして、ポジティブに学べたことや話せれば、企業に良いアピールができるでしょう。
② コミュニケーション能力がある
仕事は一人で行うものではなく、組織・チームでの協働です。
そのため、コミュニケーション能力は、どの職種においても必須のスキルとなります。
コミュニケーション能力には、人と打ち解ける能力だけでなく、ヒアリング力も含まれます。
仕事の中で依頼者のニーズを正確に理解し対応をするには、相手の言っていることを正しくヒアリングし、理解する能力が不可欠です。
つまり、期待されている水準を把握する能力ですね。
例えば、営業職の場合、クライアントの要望を的確に把握し、それに基づいて最適なサービスや商品を提案することが求められます。
また、プロジェクト進行においても、メンバー間の意見を交換し、円滑な進行を図るためにはコミュニケーション能力が重要となります。
③ 行動力がある
行動力がある人は、企業に重宝されます。
行動力とは、単に積極的に動くことだけでなく、目標に向かって具体的なアクションを起こし、結果を出す能力を指します。
企業は、自発的に動き、問題を解決できる人材を求めています。
例えば、学生時代にプロジェクトを主導した経験や、アルバイトでの改善提案が採用された経験などは、行動力のある証として評価されます。
受動的な人、指示がないと何もできない人は、正直微妙。
特に若手にとって、学ぶ機会が多い職場環境では、行動力は非常に重要な特性ですよ。
④ 専門性が高い
特定の分野において深い知識やスキルを持っている人は、すぐに内定が貰えるでしょう。
例えば、IT業界であればプログラミングスキル、広告業界であればデザインスキルなどが該当します。
専門性が高い人は、その分野において戦力となり得るため、企業にとって魅力的な候補者となります。
また、専門性が高い人は、得意分野に対する情熱や熱意を持っていることが多く、これが面接などでの自己PRにもつながります。
- 中小企業にフォーカスする
- ナビサイト以外のサービスも利用する
- 雇用形態を選ばない(非おすすめ)
- 採用されやすい人の特徴を理解する
上記のような点が、必要な戦略となります。
これに加えてもう一つ「伸びている業界」を狙いましょう。
縮小傾向にある業界を狙っても、間口が狭いし、業績が良くなければ待遇が上がりません。
伸びている業界を狙えば、採用人数も多いですし、待遇も上がりやすい。また、需要があるので、最新のスキルを得ることができるでしょう。
就活を成功させるためには、エージェントは必須です。
先述しましたが、就職活動において、ナビサイトだけの利用はリスクが伴います。
筆者は、エージェントを活用しなかった結果、下記のような事態に陥りました。
- 求人の調査に時間がかかる
- 書類の内容に無駄が増幅
- 面接で落ちた理由がわからない
上記が無限ループのように続き、就活がめちゃくちゃしんどくなりました。結果、ブラック企業に入ることに…。
エージェントの活用は、非公開求人を享受できたり、専門的なアドバイスを受ける絶好のチャンス。
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ブラック企業を避け、長期的なキャリアを築くためにも検討しましょう。
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本記事のまとめ|就活失敗は人生終わりじゃない。就活戦略で新たな道を切り開こう。
- 就活失敗は、人生終わりではない。負け組でもない。
- 就活に勝ち負けはない。
- 失敗したと思うなら、振り返りをして次に活かす。
- 大卒で就職できない人は約10%
- 大手企業に固執するのはNG。
- 中小企業に目を向けよう。
- 採用されやすい人の特徴を理解して、逆算すると良い。
- 伸びている業界を狙うべし。
- 就活エージェントは必須。
就活失敗は、人生終わりじゃないし、負け組でもありません。
失敗したと感じるのであればそれを受け入れ、そこから学ぶことが大切です。自己分析を深め、どのような点が不足していたのかを理解しましょう。
また、失敗の経験を次のステップへの学びとして、活かすことができれば、必ず成功します。むしろチャンスだと思った方が良い。
焦って内定承諾してしまい、ミスマッチにショックを受けている新卒は、めちゃくちゃ多い。
ゆっくり自分のペースで業界・企業の選定をして、長期的に働けるホワイト企業に入る方が幸福ですよ。
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