20代で仕事がつらくて退職したい。辞めたら人生楽しくなるのかな。
このような人に向いている内容になっています。
- フリーランスデザイナー
- ゲーム・IT・WEB業界で8年ほどデザイナーとして勤め、フリーランスになりました。
- 現在はIT企業(ベンチャー)で仕事をしています。
- 採用担当の経験あり。
20代で仕事を辞めるという選択は、人生において大きな転機となります。
仕事を辞めた後の希望に期待しますが、同時に不安も抱えるでしょう。本記事では、20代で仕事を辞めた際のメリットとデメリット、転職体験談、そして成功の秘訣について詳しく掘り下げていきます。
- 20代で仕事から逃げても良い状況・理由がわかる。
20代で仕事辞めたら人生楽しすぎました。
結論:ツラすぎて毎日がしんどい仕事なら、退職した方が人生が楽しくなります。
- 業務内容と自分のやりたいことが異なる
- 給与が安すぎる
- ボーナスなし
- 残業100時間以上
- パワハラ
- 昇給ほぼ無し
筆者自身、新社会人として入社した会社を、1年ちょっとで辞めた経験があります。
その理由は上記の通り。残業が100時間を超え・パワハラが精神的に非常に辛かったからです。※その時の経験談は、記事の終盤に記載しておきます。
- 在学中の就活は失敗
- 卒業後翌年1月に就職
- 約1年後に退職
- 1年半様々なアルバイトしながら、セミナーに通い独学で勉強
- 再度就職
しかし、20代の新社会人としてのスタートは、決して順風満帆ではありませんでした。就活は失敗し、卒業後の翌年1月から働き始め、約1年後には退職を決意。
誰が見ても、経歴はズタボロですよね。人生の一歩を踏み外してます。
退職後は、アルバイトをしながら様々なことを経験しました。その期間は、自分自身を見つめ直す貴重な時間となり、再度の転職に向けての良い準備期間となりました。
(一見不幸そうにみえますが、最高でしたよ。ブラック企業から脱出したことで、人生は楽しくなりました。)
これらの経験から、20代で仕事を辞めても不幸になるわけではなく、むしろ楽しくなるし、新たなチャンスが広がることを実感。
筆者の場合、仕事を辞めたことで、自分に合った働き方や生き方を見つけることができました。
20代で仕事を辞めると、転職がハードモードになる確率はありますが、自分のペースで学び、成長することもできるんですよ。
自分のやりたいことを満たしたり、目標を目指したりすることで、幸福になる方向に進むべきだと思います。
人生は一度きりです。
自分の価値観や目標に合わない仕事を続けることは、時間の無駄であり、精神的な負担も大きいです。自分に合った仕事を見つけることで、仕事の充実感だけでなく、人生の幸福感も高まりますよ。
20代で仕事辞めたら、人生楽しすぎた理由8選
筆者の体験談ベースにはなりますが、仕事辞めたことによって以下のような効果が得られました。
① 嫌な上司から解放された
仕事を辞めることで、パワハラや嫌味を言う上司から解放されました。
これは非常に大きなポイントです。上司によるストレスは、日々の心労の大きな原因となっていました。嫌な上司がいると、仕事の内容自体が好きでも、毎日が苦痛になります。
そのため、上司から離れることで、心の負担が大幅に軽減されたのです。ストレスの少ない環境で生活することは、精神的な健康にも良い影響を与えます。
筆者は、トラウマクラスの上司と数年後会ってしまった経験があり、その際になぞの冷や汗が止まりませんでした。
② 自由な時間が増えた
仕事を辞めたことで、休日出勤や残業がなくなり、平日も自分の時間を自由に使えるようになりました。
たとえば、好きな場所に出かけたり、趣味に没頭したりすることができます。自分の好きなことに時間を使えることは、充実感につながります。
また、新しいことを学ぶための時間も持てるようになり、自己成長の機会も増えます。
適度に自由な時間を持つことは、人生を豊かにし、日々の生活を楽しくするために重要な要素です。
③ 健康的な生活を送れた
仕事を辞めると、仕事に縛られることなく、健康的な生活リズムを取り戻すことができました。
就寝と起床の時間が自分の体調に合わせて調整できるようになるのは、大きな変化です。退職前に悩まされていた、胃痛や吐き気などの体調不良が見事改善。
生活リズムは、体だけでなく心の健康にも良い影響ですね。
④ 家族や友人との時間が増えた
仕事を辞めると、家族や友人と過ごす時間が格段に増えます。
これまで忙しさにかまけて見過ごしていた時間を、取り戻すことができるのです。
例えば、平日の夜に家族と一緒に夕食を楽しんだり、週末に友人と出かけたりすることが可能になります。
このような些細な出来事が、幸せとして感じるようになりました。
⑤ 落ち着いてご飯を食べれる時間ができた
仕事をしているときは、朝は吐き気で食事ができず、昼休みもほとんど取れないためランチを食べることができませんでした。
実際、1日1食を深夜に摂るという不規則な生活を送っていたのです。
仕事を辞めたことで、このような生活から解放されました。朝はゆっくりと朝食を楽しむ時間が持てるようになり、昼も自分の好きな時間にランチを取ることができます。
⑥ 新しい挑戦ができた
仕事を辞めることで、新しいことに挑戦する時間と自由が得られました。
筆者は、実写映像系のセミナーに参加して、新しい技術を学んだり、気になる業界でアルバイトをして、さまざまなことに挑戦できました。
自分が本当にやりたいことや、興味のある分野を探求することができて楽しかったですよ。
⑦ キャリアの再考できた
仕事をしている間は、ミスマッチにより自分のキャリアについて悩むことがありました。
しかし、退職することで、自分のキャリアについてじっくりと考える時間が持てるようになります。
筆者は、さまざまな業界でアルバイトを経験し、自分がやりたいことが明確になり、自己分析をきちんと行うことができました。
仕事を辞めることは、新しい道を見つけるための貴重な時間となります。
⑧ 休日を心から楽しむことができた
退職前は、休日でも心が休まらず、特に日曜日の夜は憂鬱でした。
仕事を辞めたことで、そんな日常から解放され、休日を本当に楽しむことができるようになりました。
休日に仕事のことが脳裏に浮かぶと、趣味にも没頭できないんですよね。
自分だけじゃない!まずは20代の離職率と需要を知ろう。
20代で社会人経験が浅いうちに退職を検討すると、「自分だけなのかな?」と不安になるかもしれません。しかし、あなただけではありません。
厚生労働省のデータによれば、2019年の新卒3年以内の離職率は約3割に上るとされています。これは、新卒者が職場環境や仕事内容に適応できず、早期に離職する傾向があることを示しています。
① 新卒3年以内の離職率
2020年 | 2019年 | 2018年 | |
---|---|---|---|
1年目 | 11.6% | 11.6% | 10.0% |
2年目 | 11.3% | 11.4% | 10.6% |
3年目 | 8.3% | 9.9% | 11.4% |
3年以内の離職 | 31.2% | 32.8% | 32.0% |
新社会人10人うち1人は、1年目で職を離れています。さらに、3年間を見れば、約30%、すなわち3人に1人が退職や転職を経験しています。
10%は小さい数字に見えますが、大卒の内定数が10万を越えていることを考えると、1万人以上が1年目で職場を去っていることを意味します。
一般的には、新卒1年目での転職や退職は珍しいと思われがちです。しかし、数字を見ると、そうとも言えません。
データからわかるように、仕事から逃げたいと思っている人は、あなただけではないですよ。
- 宿泊業、飲食サービス業51.5%
- 生活関連サービス業、娯楽業46.5%
- 教育、学習支援業45.6%
- 医療、福祉45.6%
- 小売業37.4%
② 20代には需要がある
2016年の調査では、全体の半数を超える企業が「今後1年間、第二新卒者を積極的に採用したい」と回答。
また2019年に行った別の調査では「2030年までの間で採用・人事施策に関して予想される変化」について聞いたところ、半数を超える企業が「新卒(第二新卒含む)採用を中心とした若手人材の確保」の「重要性が高まる」と回答。
引用:マイナビ転職ノウハウ
上記のデータは、マイナビ転職が公開している、第二新卒に関する企業のアンケート結果です。少なくとも第二新卒に対しては積極的な採用姿勢が見られます。※第二新卒の年齢の定義は、25~30歳とされています。
リクルートキャリアのにデータによれば、20代の転職市場が活発化しており、特に20代前半の転職者数が3.82倍に急増しています。
また、社会人経験が1年未満の20代前半の採用を行っている企業は、全体の約78%に上ることが明らかになっています。
日本の企業の99.7%は中小企業です。
これらの企業では若手を歓迎する求人が多くあります。確かに、大きな経験や成果がない状態では、大手企業や有名企業への就職は難しいかもしれません。
終身雇用が終わりを迎えつつある現代において、大手企業がそこまで重要かどうかは考える余地があります。今一度、自分がどうなりたいかを見つめ直してみることをお勧めします。
③ 退職後に転職活動をした割合
上図は、リクナビNEXTの「転職時に貯金はいくら必要?転職にまつわるお金の話」からのものです。転職活動を、「在職中に行ったか」「退職後に行ったか」という点についてのアンケート結果になります。
その結果、約60%の人が在職中に転職活動を行っていることが明らかになりました。さらに、在職中に転職活動を行った人の中で、貯金額が50万円未満の人が7割を占めているとのこと。
20代で仕事を辞める理由6選
20代で仕事を辞める理由は、多岐にわたります。
キャリアアップの、経済的な理由、職場環境の不満など、様々な要因が絡み合っています。ここでは、特に多くの20代が抱える転職の動機について掘り下げてみましょう。
① 年収を上げたい・昇給が見込めない
20代のうちに収入について考えるのは、将来の生活設計において非常に重要です。
昇給の見込みが少ない、または現在の収入に満足できない場合、企業側に訴えても改善される可能性はほぼ0。そのため、転職が有効な手段となります。
特に、若いうちから経済的な自立を目指せば、人生の様々なイベントへの対策、生活の質の向上に直結します。
また、晩婚化・出生率の低下が進んでいますが、そもそも年収が低いからそうせざるおえないんですよね。
しかし、20代の転職による年収アップは保証されているわけではないため、慎重な職場選びが求められます。
ちなみに、年収の大幅アップは、ほぼ業界で決まります。利益が少ない業界では、いくら転職しても年収は上がりません。
そのため、業界の選定・市場価値を高める努力が不可欠です。
② 昇進・キャリアアップが難しい
現在の職場で昇進やキャリアアップが限られている場合、転職は新たな道を切り開くチャンスとなります。
キャリアアップを目指す際には、自分の専門性を活かせる職場や、成長可能性の高い業界を選ぶことが肝心です。
昇進やキャリアアップの機会がないと感じる場合、まずは自分のスキルや経験を見つめ直し、どのような職種や業界で活躍できるかを考えることが重要。
転職市場においては、専門性や経験が高く評価される傾向にあり、これらを軸に転職活動を進めることが成功の鍵となります。
③ 業界・会社の成長がない
20代の時間は、長期的なキャリア形成において、非常に重要です。
そのため、業界や会社の将来性を重視することは必須。
現在の業界や会社の先行きが不安な場合、安定した業界や成長が見込める企業への転職を検討することが賢明です。
先程も述べましたが、成長がない業界では年収は上がりませんし、待遇も改善しません。
まずは、業界全体の動向や将来性をリサーチすることが大切。また、自分のスキルや経験を活かせる他の業界に目を向けることも一つの手です。
④ 上司との相性が悪い
職場の人間関係は、仕事の満足度に大きく影響します。
特に上司との関係は、日々の業務において重要。上司との関係がうまくいかない場合、それがストレスの原因となり、仕事のモチベーションが低下します。
嫌味・パワハラ・手柄泥棒とか、ホント嫌ですよね。
ただし、上司との関係性が原因で転職を考える場合、次も上司ガチャに外れる可能性はある。そのため、解決が非常に難しい。
まずは、上層部に相談して、部署移動など社内でのアクションを起こしましょう。それでも解決しないのであれば、転職も視野に入れることがおすすめ。
⑤ 過度なプレッシャーを避けたい
仕事のプレッシャーは、過度なストレスとなり、心身の健康を害することがあります。
特に20代は、キャリア形成の初期段階にあり、過度なプレッシャーにさらされることが多いですよ。ミスが大きい損害に繋がったり、顧客を激怒させてしまうような業務は、しんどいですよね。
筆者も数十万単位の発注業務を行っていましたが、ちょっとミスがやばいことになるので、常に冷や汗。
筆者の経験上、月に3回以上嫌な汗をかくような仕事は、あまり良くないと感じています。
自分の限界を知り、無理のない範囲で仕事をこなすことも、長期的なキャリア形成において重要となります。
⑥ 働き方が合わない
働き方は、仕事の満足度や生活の質に直結します。
現在の職場の働き方が自分に合わない場合、それがストレスの原因となり、仕事や私生活に悪影響を及ぼすことがあります。
残業・徹夜を好む上司・チームの場合、地獄ですよね…。
働き方が合わないと感じる場合、まずは自分にとって理想的な働き方を明確にすることが大切。
フレキシブルな勤務時間、リモートワークの可能性、ワークライフバランスの重視など、自分にとって重要な働き方の要素を洗い出しましょう。
順位 | 転職理由 | 割合 |
---|---|---|
1 | 給与が低い・昇給が見込めない | 34.4% |
2 | 昇進・キャリアアップが望めない | 23.4% |
3 | 業界・会社の先行きが不安 | 22.7% |
4 | 離職率が高い | 21.8% |
5 | スキルアップしたい | 21.6% |
上記は、dodaとリクルートキャリアが公表しているデータです。
多くの20代が転職を考える主な理由として、年収の向上、プレッシャーの軽減、人間関係の改善が挙げられます。
一人で悩む前に、このようなデータを参考にして「自分だけの問題ではない」と感じることで、心が少し軽くなるかもしれません。
また、転職を検討する場合は、エージェントに相談がおすすめ。自分ひとりで求人を探し応募すると、ブラック企業を引き当てる可能性があるからです。(筆者の経験談)
20代で仕事を辞める・転職するメリット
① 新しいキャリアに挑戦できた
20代での転職は、キャリアの方向性を見直し、新たな道を模索する絶好の機会です。
キャリアプランを考え、自分に合った職業を再考することは、長期的なキャリア形成において非常に重要。
現在の職業が自分の興味や能力に合っていないと感じた場合、転職を通じて新しい分野に挑戦することができます。
また、キャリアチェンジは、若ければ若いほど低リスクです。20代なら行動し放題です。
② 新しいスキル習得に挑戦できた
20代は、学習能力が高く、新しいことに挑戦するのに最適な時期です。
現在の職場では得られない、新しい技術や知識を、転職を通じて身につけることができます。
また、転職だけではなく、セミナーやスクールに通うことで、新しいスキルを習得することが可能です。新しいスキルを学ぶことは、キャリアの幅を広げ、将来の市場価値を高めることにつながります。
③ ストレス・プレッシャーを軽減できた
仕事のストレスや不満が原因で、メンタルの健康が損なわれることがあります。
パニック障害・鬱になってしまうと、長期的にリタイアしてしまう可能性もあるでしょう。
20代で転職をすることは、精神的な健康を取り戻し、より充実したワークライフバランスを実現するチャンスです。新しい職場では、以前の職場で感じていたストレスから解放され、新たな環境で心機一転できる可能性があります。
ストレス・プレッシャーを軽減するためには、自分に合った職場環境を見つけることが重要です。職場の雰囲気や人間関係、仕事の内容など、自分が快適に働ける条件を考慮して転職先を選ぶことが大切です。
④ ワークライフバランスの改善
長期的に働くには、ワークライフバランスが非常に重要。
現在の職場が過度な労働時間やストレスを強いている場合、転職を通じてよりバランスの取れた働き方を実現することが可能です。ワークライフバランスの良い職場では、仕事と私生活の両立が可能となり、生活の質が向上します。
ワークライフバランスを改善するためには、フレキシブルな勤務時間やリモートワークの可能性がある職場を選ぶことが重要。(正直、リモートワーク最強ですよね…。)
また、自分の時間を大切にし、趣味や家族との時間を充実させることが、仕事のパフォーマンス向上にもつながります。
⑤ 人間関係を改善できるチャンスがある
転職すれば、新しい人間関係を再構築できます。
現在の職場での人間関係に問題がある場合、新しい職場では新たな人との出会いがあり、異なる視点や価値観を学ぶことができます。新しい人間関係は、仕事のモチベーションを高め、新しいアイデアや刺激をもたらします。
気が合う人、趣味の合う人がいると一気に楽しくなりますからね。
ただし、逆もありけりなのが人間関係。新しい職場に行ったら、上司ガチャに外れたり、嫌な人がいる可能性も否定できません。人間関係は非常に難しい問題で、口コミサイト(Openwork・転職会議)やエージェントを徹底的に駆使するしか対処法がありません。
① 新しいキャリアにチャレンジができる
② 新しいスキル習得に挑戦ができる
③ ストレス・プレッシャーを軽減できる
④ ワークライフバランスの改善
⑤ 人間関係を改善できるチャンスがある
20代で仕事を辞める・転職するデメリット
① 経済的に不安定になる
20代での退職は、経済的に不安定になります。
転職活動中は収入が途絶えることが多く、新しい職に就くまでの間、無収入ですからね。(失業保険があれば別ですが…。)
また、新しい職場でも、給与や待遇が以前の職場と異なる場合があり、経済的な不安を感じるケースもあり得ます。
これらを最小限に抑えるためには、転職活動を始める前に十分な貯蓄を確保することが重要。また、在職中に転職活動することがおすすめ。
安易に退職してから転職活動をすると、転職先が見つからない時のリスクが大きいです。
筆者の知人は、1年ほど転職先が決まらない状態となり、大変な思いをしていました。
② キャリアが断片的になる
20代で転職すると、キャリアが断片的になり、一貫性がなくなります。
例えば、現職と異なる業界への転職すれば、これまでのキャリアや経験を生かしづらいことがありますよね。
キャリアに一貫性を持たせたい場合、転職先の選択において、同じ業界や職種を選ぶことが肝心です。これまで培ってきた専門スキルを活かせなくなりますからね。
しかし、別業界への希望を捨てるべきでもありません。
未経験職に応募すれば、断片的にはありますが、20代の転職ならば大きなリスクにはならないことが多いです。
過度に心配しすぎず、自分の可能性を制限しないことが重要です。
③ 社会的な圧力・偏見
20代での転職は、周囲からの圧力を感じることがあります。
特に、安定した職を離れることに対して、家族や友人からの理解を得にくいことがあります。上司からの引き留めにもあうでしょう。
「3年働くべき」「他言っても通用しない」などは、根拠がないので無視してOK。
もしも、転職を繰り返しているならば、「辞め癖のある人」と見なされることもあり、書類選考での評価に影響を与えます。
これらの対処法は、転職の理由や目的を明確に伝えることが重要です。
確固たる信念を持ち、他人の意見に左右されずに自分の道を進むことが大切です。自分の人生ですからね。
① 経済的に不安定になる
② キャリアが断片的になる
③ 社会的な圧力
20代で仕事を辞める前にやるべきこと
① 退職理由を明確にしておく
20代の転職は、ポテンシャル採用。そのため、スキルや経験が気にされないことが多いです。
しかし、退職した経験があれば、企業側はネガティブな側面をチェックします。必ずします。
特に重要なのが「退職理由」と「学んだこと・できること」の2点です。
退職理由を聞くのは、応募者に何か問題があるかどうかを確認するためです。企業は採用にコストをかけるため、慎重になるのは当然です。
ポジティブな理由で答えられなければ、「他責姿勢の人」「長続きしない人」「大袈裟な人」と評価され、落とされるので注意が必要。
たとえ真実が「ブラック企業だったから」という理由でも、別の答えを軸にしましょう。(話すなという意味ではなく、割合を考えるべきということ)
また、「学んだこととできること」を聞かれるのは、応募者がどれだけのインプットを経験し、それをどのようにアウトプットできるかを見極めるためです。
良い経験積んでいるのに、アウトプットがイマイチだと、「容量の悪い人なのかな?」と判断されます。
これら2点について、説得力のある回答を用意できれば、転職の難易度は大きく下がります。
② 計画を立てる
仕事を辞める前には、しっかりと計画を立てることが重要です。
- いつ仕事を辞めるのか。
- 転職活動はいつから始めるのか。
- 働きながら転職活動をするのか。
- 経済的な余裕はあるのか。
- どのくらいの期間、貯金で生活できるのか。
上記のような点は、計画を立てておきましょう。
例えばマイナビクリエイターの「転職活動に必要な期間は平均」によると、転職活用にかかる期間は、平均して2.6ヶ月という結果がでています。
また上図は、リクナビNEXTの「転職時に貯金はいくら必要?転職にまつわるお金の話」のアンケート結果です。転職活動を退職してから行った人に貯金額です。
10万円未満が32%で最も多い結果と驚きますが、正直危険。退職後は、税金を自分で納めます。そのため、住民税・健康保険など負担がのしかかります。
特にお金周りの計画性は非常に重要です。
また、20代の時間は貴重なため、転職活動しながら退職を検討することがおすすめします。30代になると転職自体の難易度も上がりますからね。(筆者は、後先考えずに退職しましたが、理想はブランク期間を有給休暇で埋めれたらよいですね。)
しっかりとした計画をもって行動すれば、20代の転職やキャリアチェンジを成功させることができるでしょう。
③ 自己分析を徹底する
もしも、仕事を続けながら転職活動を行う場合、自己分析を徹底しましょう。
自己分析を行うことは、自分自身の強みや弱み、価値観やキャリアの目標を理解する上で大きな助けとなります。
企業とのミスマッチを避け、自分に合った職場を見つけることができますよ。
- 退職/転職の目的は何か。
- 退職/転職の理由は何か。
- 自分の強み。
- 自分ができること。
- 転職先に希望する条件。
- 転職先に希望しない条件。
最低でも上記のような点は、明確にしておきましょう。
次の転職先では、3年以上働ける企業に入れたら、より充実したキャリアを築くことができますからね。
もしも自己分析が面倒であれば、ASSIGNが便利ですよ。3~5分で自己分析ができますし、コラムなど転職に役立つ情報が多いです。
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業界屈指の大手。登録して損はないエージェントです。約80%が非公開求人。オリコンの24年1月発表の結果で、20代部門で1位を獲得。
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第二新卒・既卒・フリーター・ニートの内定率86%以上・書類通過率87%超えの転職支援サービス。ブラック企業を徹底排除。
20代で仕事辞めることに対する意見・感想
20代後半は人生の悩み期!仕事辞めたっていいし変えたって自分の勝手だ。人生選択だらけ
引用:X
別に20代ぐらいで仕事辞めたとしてもリカバリーはいくらでも効くと思うけどな。新卒切符を捨てたとしたらもったいないけど。
30半ば以降で界隈にそそのかされて仕事辞めたりした場合はご愁傷さまとしか・・・
引用:X
20代の時、辛過ぎて仕事辞めた後は、その後やった仕事が衝撃だった。
引用:X
だって、「楽しい」&「ラク」&「前より給料高い」の3拍子でお得だったもんだから、そんな理不尽なことあるのかって思ったもんだよ。
俺だって当てもないけど仕事辞めたし
引用:X
20代ならバイトでも拾ってくれるところいっぱいあるよ
ワイの元同僚で会計専門学校で税理士科目2科目合格→新卒デロイトトーマツ税理士法人入社→激務すぎて3年で退職→アルバイトしながら大学院に通学して税理士残りの3科目免除達成→某税理士事務所で若くして支店長をしているヤツがいる。
引用:X
20代のキャリアにレバレッジを効かせた成功例な気がする。
転職体験談|20代で仕事辞めたら人生楽しすぎた
筆者の過去について少し触れさせていただきます。(もし興味がなければ、飛ばしてください。)
① 仕事を辞めた後が楽しすぎた
先述しましたが、筆者自身、仕事を1年で逃げ出した経験があります。
浪人生活を経て、卒業後にようやく内定を得たのですが、その職場はブラック企業でした。100時間を超える残業、パワハラ、過酷な業務内容により、精神的に追い詰められる日々でした。
朝、会社に行くのが嫌で涙することもあり、トイレで泣き崩れたこともある。
しかし、その状況から逃れることで、幸福になったんですよ。
退職日は、嬉しすぎて徒歩&スキップで4時間かけて深夜3時に帰宅。翌日からは、人生が楽しすぎた。
ブラック企業での過労による影響で、しばらくの間体調不良に悩んだり、経済的に苦しい時期もありました。ですが、毎日泣きそうな仕事をするよりもずっとまし。
当初は、周囲からの反対や上司からの嫌味もありました。同世代に比べて遅れを取っていると感じることもありました。
しかし、ビハインドって数年で巻き返すことは、十分可能なんですよ。
人生は一度きり。後悔したくないですよね。
筆者は、早めに方向転換し、新たな一歩を踏み出すべきだと考えています。
② 新たな挑戦ができて楽しすぎた
仕事を辞めた後、セミナーへの参加と新しい業界でのアルバイトを通じて、自分に適した業界や職種を模索しました。
ブラック企業から離れたことで、異なる視点や価値観に触れる時間・チャンスが増えたのです。
特に良かったのは、社会の一般的な常識についての理解が深まったこと。
筆者がかつて勤めていた会社では、有給休暇の取得はほぼ禁止されていました。退職の際も、有給は消化されず、アルバイトとして扱われたのです。
ブラック企業での経験が深く刻まれていたせいで、違和感を覚えなくなっていました。
しかし、新しくアルバイトを始めたことで、有給休暇やボーナスを受け取ることができ、ブラック企業の「常識」が実は非常識であることを痛感しました。
新しい職場で新たな業務に取り組むことで、ストレスは劇的に減り、仕事への積極的な姿勢を再び取り戻すことができたのです。
その後、自分がやりたいと感じたゲーム業界に未経験で転職し、モチベーションは一新されました。
未経験で入ったことで収入は全然良くなかったのですが、スキル・経験を得られました。20代で収入を意識するのも大事ですが、給与よりも経験を重視した方が、後々響いてきますね。
結局のところ、仕事を辞めて転職したことで、人生が思いのほか楽しくなったのです。
20代で転職を成功させるためには、エージェントが必須。
転職を行う際、エージェントの利用は非常に重要です。
エージェントは、スキルや経験に合った求人を紹介し、履歴書の書き方や面接対策など、具体的なアドバイスを行います。エージェントを利用することで、そのプロセスがスムーズになります。
転職を考えているなら、早めの登録をおすすめします。
ストレスや疲れがピークに達すると、転職を始めるエネルギーさえ失ってしまうことがあるからです。
非公開求人も多く抱えているので、スタートが遅れるほど良い求人との出会いが無くなります。
さらに、転職エージェントの利用は無料。一度相談してみる価値は十分にあります。
また、ブラック企業を排除して求人を紹介するエージェントもあるので、その点が不安な人はぜひご利用ください。
正直なところ、社会人経験の浅い人が、1人で求人を探してもロクな目に遭いません。(筆者はドブラックを引き当てました。皆さんは本当に注意してください。)
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リクルートエージェント
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本記事のまとめ|人生楽しすぎと感じる道を探求しましょう
- 20代での転職は、人生を豊かにする選択肢の一つ。
- 合わない仕事を続けるより、新しい道を探求することで、幸福度が高まる可能性がある。
- 20代の転職理由は、年収の向上、プレッシャーの軽減、人間関係の改善が大きい。
- 20代の需要はある。
- 健康が最も大切だから、損なう前に行動する。
- 経済的不安定になること、辞め癖があると思われることがリスク。
- エージェントに相談して進退を決めるのもあり。
20代での転職は、多くの悩みや不安を伴いますが、同時にチャンスでもあります。
年収の向上、プレッシャーの軽減、人間関係の改善など、転職を考える理由は人それぞれです。しかし、重要なのは、自分に合った職場を見つけ、自分が望むキャリアを築くことです。
転職にはリスクも伴います。給与が下がる可能性や、異なる業界への転職がこれまでの経験を活かせない場合もあります。
しかし、20代の転職は、大胆な方向転換をしても、高いリスクにはならないことが多いです。自分の可能性を制限せず、前向きに転職を考えることが大切です。
筆者の経験からも、新しい業界で働くことで、ストレスを減らし、仕事に対する前向きな姿勢を取り戻すことができました。
20代は、転職においてボーナスタイム。若さって最強ですよ。自分に合った仕事を見つけ、充実したキャリアを築くために、積極的に行動しましょう。
doda
業界屈指の大手。登録して損はないエージェントです。約80%が非公開求人。オリコンの24年1月発表の結果で、20代部門で1位を獲得。
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